
《この記事の対象》
- ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を使った効果的な英語学習法を知りたい人
- ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のお得な購読方法が知りたい人
- 英字新聞や洋雑誌(英字雑誌)を使って英語の多読多聴をしたい人
ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal:略称 WSJ)に興味はあるけどなんだか難しそうだなぁ・・・
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)って海外の新聞・雑誌だから高いんでしょ?
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を使って多読多聴したいけど、何をどうしたらいいのかわからない・・・
そんな疑問や悩みを持っている人は多いかもしれませんね。
私もそうでした。
今でこそ、英語の多読多聴学習でWSJを愛用していますが、最初はわからないことだらけ・・・
自分の経験を生かして、かつての自分と同じような疑問や悩みを持った人に役立つ情報を提供したい!
今回の記事は、そんな思いを込めてお届けします。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を使った効果的な英語学習法とお得な購読方法を知りたい人は必読です。
無料で利用できるものもありますよ!
世界のリーダーが愛読する経済紙・ウォールストリート・ジャーナル
WSJの3つの特徴と魅力
デジタル版で英語と日本語のバイリンガル学習ができる
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の最大の特徴であり、魅力。
それは、デジタル版のウェブサイトとアプリです。
新聞社や出版社がウェブサイトを持っているのは当然だし、最近ではアプリがあるところも増えています。
でも、WSJのウェブサイトとアプリは一味違います。
なんと、これらのデジタル版では、同じ記事が英語と日本語の両方で読めるのです。
これがいかに凄いことか!
ちょっと説明させてください。
WSJのウェブサイトは、常に世界中の最新ニュースを発信しています。
もちろん元の記事は英語です。
同じ記事を日本語でも読むことができるということは、元の英語の記事が日本語に翻訳されているということです。
そんなの当たり前じゃないか、言われなくもわかってるよ・・・と思った人。
もう一度良く考えてみてください。
英語の記事を日本語に翻訳するだけでも大変だということは、想像できると思います。
その上に、常時新しく発信されるニュースを、質の高い日本語訳で、しかもできるだけ時間差なく翻訳してウェブサイトに公開することがどれだけ大変か・・・
さすがに、英語の記事をすべて訳して掲載することはできないので、日本語版に載せる記事選びから始めるそうです。
アメリカと日本の時差の問題もあるので、海外と日本全体で20〜30人いる翻訳チームで対応しています。
正直言って、想像をはるかに超えたスーパーパーソンたちのなせる業だと思います。
そんな超絶な仕事をやってのけるなんて、もう本当に尊敬しちゃいます。
私たちはその恩恵を受けて、ワンクリックするだけで、ほんの一瞬で英語版から日本語版に切り替えて、同じ記事を読み比べることができるのです。
なんて便利な世の中になったのでしょう。
これは、ほかの英字新聞や洋雑誌(英字雑誌)にはない、WSJの特徴であり、魅力です。
ツイッター・ニュースレター・YouTube・ポッドキャストなど無料で利用できるラインナップが豊富
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、紙版、ウェブサイト、アプリだけでなく、ツイッターでも常時新しい情報を発信しています。
メールアドレスを登録すれば、ニュースレターで最新情報や編集者による独自の分析、記事の背景などについての解説を読むこともできます。
YouTubeやポッドキャストのオフィシャル番組もあるので、記事を読むだけでなく、映像や音声でも、世界の最新、最先端の情報をキャッチすることができます。
しかも、これらはすべて無料で利用できます。
上質な英語で信頼性の高い情報が入手できる
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、1889年に創刊された世界最大の経済新聞です。
経済や金融関連、特に証券市場とビジネス動向の分析に強いという定評があるのに加えて、一般的なニュースも網羅しています。
アメリカだけでなく、世界を代表する経済紙なので、国際的にも大きな影響力を持っています。
記事はすべて署名記事で、匿名の情報源は原則扱わない方針なので信頼度が高いです。
創刊以来、ピューリッツァー賞を30回以上受賞するなど、高い評価を得ています。
経済紙というイメージから難しそうに思えますが、使われている英語は思ったより平易です。
アメリカを代表する新聞なので、世界中の人が読めるように、上質な理解しやすい英語で書かれています。
WSJが英語学習に効果的な理由
英語の原文と日本語の翻訳を瞬時に比較できる
WSJの特徴と魅力でも紹介したように、ウェブサイトとアプリのデジタル版では英語と日本語両方の記事を読むことができます。
なぜこれが英語学習に有効か?
主に3つのメリットがあります。
- 英語の意味や表現をすぐに日本語で確認できる。
- 逆に、日本語の意味や表現を英語で確認することもできる。
- 間違った解釈を避けられる。
英語と日本語を対比して、まさに辞書要らず、手間要らずで、単語の意味や表現を覚えることができます。
多読で気をつけなければならない注意点としては、自分では理解したつもりでも、間違って解釈してしまうことです。
その点、プロの翻訳者による日本語訳があるので、間違った解釈をすることはありません。
無料で英語の4技能を伸ばすための学習に利用できる
WSJの特徴と魅力で紹介したツイッターやニュースレター、YouTube、ポッドキャストを利用すれば、無料で英語の4技能を伸ばすことができます。
リーディング力、リスニング力はもちろん、スピーキング力やライティング力はどうやって伸ばせるのか?
それは、この後で具体的な学習方法を紹介します。
英語力と情報力、知識と教養を同時に高めることができる
英語学習教材で勉強するのと違って、WSJを使った学習では、リアルな英語で、世界中の最新のニュースを読む、聴く、観ることになります。
「英語を学ぶ」のではなく、「英語で学ぶ」のです。
この学習法では、英語でさまざまな情報を収集し、自分にとって重要なものを取捨選択する分析力が高まります。
世界中の最新ニュースをいち早く入手できるだけでなく、そもそも日本では報道されない情報を得ることも可能になります。
つまり、情報の感度が高まり、世界の最先端の知識を増やし、教養を深めることができるのです。
また、毎日大量の英語に触れるので、当然ながら実践的な英語の力が身につきます。
WSJを使った英語多読多聴学習法
デジタル版で同じ記事の日本語と英語を読み比べる
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を使った具体的な多読多聴学習法を紹介します。
最初は、ウェブサイトとアプリのデジタル版を効果的に活用した学習方法です。

ウェブサイトにアクセスしたら、デスクトップサイトで表示してください。
「The Wall Street Journal」というタイトルの下に「U.S.Edition」という表示があります。
そこをプルダウンすると、「U.S.」「Asia」「Europe」「India」「中国(China)」「日本(Japan)」という選択肢が出てきます。
そしたら「日本(Japan)」を選んでください。
これで日本版に切り替えることができます。
アプリの場合は、「Profile」の中にある「Edition」に同様の機能があるので、そこで切り替えてください。
すべての英語の記事が日本語に翻訳されているわけではないので、先に日本版で興味のある記事を読んでから「U.S.」に切り替えて、同じ記事を英語で読む方法がおすすめです。
特に、最初のうちはそちらの方が負荷も軽く、解釈間違いも防ぐことができます。
慣れてきたら、英語の記事を読んだ後、わからなかったところを日本語訳で確認する方法にチャレンジしてください。
それから、WSJのウェブサイトには「WSJで学ぶ経済英語」というコーナーがあります。
このコーナーでは、経済用語を英語と日本語で学ぶことができます。
毎回キーワードとなる英語と日本語訳、英語の例文と日本語訳、日本語によるキーワード解説、表現のツボが掲載されています。
英語学習の初心者や経済用語に弱い人でも、気軽に読めて勉強になるのでおすすめですよ。

ツイッターでフォローする
ツイッターの活用法は簡単です。
WSJのアカウントをフォローして、隙間時間にタイムラインをチェックします。
あとは、気になるつぶやきを読むだけです。
さらに、読んだつぶやきの感想を英語でツイートすれば、ライティングの練習にもなります。
「ツイッターを利用した無料で英語学習する方法」は、こちらの記事も参考にしてください。

ニュースレター・YouTube・ポッドキャストを無料で購読する
下にリンクを貼ったニュースレターの登録フォームから、読みたい内容のニュースレターを登録すればメールで届きます。

「日本版ニュースレター」と表示されているところを「All」に切り替えたら、英語版も含めて選択できます。
ニュースレターの種類はたくさんあるので、自分の興味のあるものを選んでください。
「サンプル」のボタンをクリックすると、その種類のニュースレターのサンプルで内容を確認することができます。
おすすめは、その日の主な記事を要約した「What’s News」です。
YouTubeもWSJの公式チャンネルをお気に入り登録すれば、新しい動画がアップされたら通知してくれます。
気になる動画がアップされたら視聴しましょう。
最初は、英語の字幕を表示して観るとよいです。
慣れてきたら、字幕なしにチャレンジして、聴き取れないところは英語字幕を表示して確認するようにしてみてください。
ポッドキャストもいくつかの番組があるので、興味のある番組を聴いてください。
「What’s News」もあるので、ウェブサイトやアプリ、ニュースレターなどで読んだ記事のオーディオ・バージョンを聴くのがおすすめです。
音声を聴き取れないときは、英語の記事を読めば何と言っているか理解できるし、意味がわからない場合は日本語訳を確認することもできます。
音声に合わせて音読したり、シャドーイングすれば、スピーキングの練習にもなります。

WSJのお得な購読方法
キャンペーンを利用する
私がウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を購読し始めたきっかけ・・・
実は、3カ月100円のキャンペーンを利用しました。
通常、月額2,899円、3カ月だと8,697円かかるところが、たったの100円?
正直言って、最初は信じられませんでしたが、「The Wall Street Journal 日本版」のオフィシャルサイトだから大丈夫だろうと思って申し込みました。
安心してください。本物でした(笑)
ここまで紹介してきたようなメリットがある機能やサービスを3カ月100円で使い放題だなんて、これは利用するしかないでしょう!
私は気に入ったので購読を続けましたが、3カ月経ったらもちろん解約することもできます。
購読を継続する場合、4カ月目からは通常料金に戻ると思いきや、その後6カ月は月額1,450円の特別価格で利用することができました。
キャンペーンを利用するとかなりお得に購読できるのでおすすめです。
詳しいキャンペーン情報は、こちらのサイトでチェックしてみてください。
世界のリーダーが愛読する経済紙・ウォールストリート・ジャーナル

定期購読を利用する
キャンペーン期間が終了してもお得に購読する方法はないの?
その場合は、定期購読がおすすめです。
雑誌のオンライン書店「Fujisan.co.jp」の定期購読なら最大34%オフ。
こちらは紙版を申し込めば、ウェブサイトとアプリでデジタル版を無料で利用できる特典が付いています。
紙版は日刊紙なので、月〜金曜日まで毎日朝刊が届けられます。
下のリンクから紙版のサンプルを見ることもできますよ。

WSJを読むためのガイド本
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)を使った効果的な英語学習法を紹介しましたが、自分の英語力で理解できるか不安な人もいると思います。
私も最初はそうでした。
そこでおすすめなのが、WSJを読めるようになるためのガイド本です。
すべて私自身が使ったものばかりです。
それぞれ特徴が違いますので、自分に合った本を選んで読んでみてください。
ウォール・ストリート・ジャーナル式 経済英語がよくわかる本ー初級から上級までー
週刊エコノミスト誌で連載された「ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ経済英語」を基にまとめられた本です。
WSJで実際に使われている経済英語を「初級」「中級」「上級」に分け、段階的に難易度を上げながら単語力、読解力を向上できる仕組みになっています。
「初級」18個、「中級」20個、「上級」20個の記事がすべて見開き2ページで掲載されています。
左側のページに「キーワード」と英文、表現のツボ、重要単語・熟語が掲載されています。
右側のページには、対訳とキーワード解説が掲載されています。
すべて同じレイアウトで、見やすく、内容もわかりやすいので、最初の一冊におすすめです。
ウォール・ストリート・ジャーナルを読んでTOEICテストでぐんぐん得点アップする方法
この本は、TOEICのカリスマ講師 中村澄子先生の著書です。
WSJをTOEICのパート7 記事問題の対策に使うという発想に基づいた構成になっています。
第1章はTOEICテストの傾向と対策、第2章は練習問題、そして第3章では長文記事と日本語訳が掲載されています。
第3章で使われている記事は、WSJの元の記事を短く、読みやすく書き換えられています。
TOEIC対策を兼ねて、WSJを読みこなせるようになるための橋渡しをしてくれる本です。
Wall Street の英語
この本は、「中学英語→高校英語→大学英語→Wall Streetの英語」という流れを無理なくつなぐという発想に基づいて構成されています。
この本を読むと、「学校で習う英語」と「WSJで使われている英語」は別ものではなく、つながっているんだということがよくわかります。
「英語の文法を身につけると英文読解が容易になる」という考えから、文型を109パターンに分類し、それぞれWSJで使われている例文と対比して説明されています。
たとえば、パターン1は「This is a pen」です。
これは、「S+V+C」の文型です。
このパターンに対応するWSJの例文は次の通りです。
This is the 11th consecutive month of decline.
「Wall Street の英語」より
「これは11カ月連続の減少である」という意味です。
単語の意味こそ多少難易度が上がりますが、パターンは中学英語で最初に習う基本文型です。
このように、無味乾燥な学校英語を、実際にWSJで使われているリアルな英語で復習することができるのが、この本の特徴です。
経済ニュース英語リーディング教本[The Wall Street Journal の記事で集中レッスン]
この本では、WSJの「What’s News」の要約記事と日本人にも親しみのある内容のニュースを使って、Q&A形式で学習できるようになっています。
「What’s News」は、WSJのその日の主要記事を要約して紹介したコラムです。
読者は「What’s News」をチェックすることで、主要なニュースをつかむことができます。
そこから、関心のあるニュースはより深く読み進めることができます。
WSJの優れた特徴となっている「What’s News」を使って、実践的、効果的に英語を学習できるのが、この本のおすすめポイントです。

ここで紹介した本を読むだけでも、英語の単語力と読解力を上げることができますよ!
We can work it out!
f世界のリーダーが愛読する経済紙・ウォールストリート・ジャーナル
