『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の名言で英語学習 【第3回】君は生きて、自由になりなさい。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、京都アニメーション制作による心をふるわす感動作です。

泣けるアニメNo.1『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に登場する数々の名言を使って、楽しく英語を学びましょう。

今回は、「君は生きて、自由になりなさい」をお届けします。

スポンサーリンク

君は生きて、自由になりなさい。

主人公ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大戦中は戦うことしか知らない武器、「心を持たない道具」として恐れられた少女兵でした。

最終決戦の夜、戦場に銃声が響き渡ります。

銃弾は、ギルベルト少佐の右目と右腕、そしてヴァイオレットから両腕を奪います。

瀕死の重傷を負ったギルベルト少佐は、ヴァイオレットに最後の命令を伝えます。

「君は生きて、自由になりなさい」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

これは、英語字幕では次のように訳されています。

Live, and be free.

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

また、英語音声では次のように表現されています。

You have to live, and be free.

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

シンプルだけど、心に刺さる言葉ですね。

命令を伝えたあと、ギルベルト少佐は、「心から、愛してる」とヴァイオレットに言い残します。

その直後、爆音がとどろき、二人がいた場所は、瓦礫に飲み込まれてしまったのです。

4年前、兄ディートフリートから押し付けられる形でヴァイオレットを引き取ったギルベルトは、彼女を武器や道具ではなく、人として接します。

読み書きを教え、そのときまだ名前のなかった彼女に「ヴァイオレット」という名前を与えます。

でも、結局は、彼女を戦場に連れて行き、武器として戦わせてしまいました。

人として扱うと言いつつ、彼女を「戦うための道具」として利用したのです。

その結果、彼女は両腕を失ってしまった。

自分がヴァイオレットを不幸にしてしまったのだ。

ギルベルトは、慚愧の思いで、ヴァイオレットに「生きて、自由になりなさい」という命令を下し、「心から、愛してる」と告げたのです。

ギルベルトは、ヴァイオレットを見守るうちに、いつしか彼女を愛するようになり、最後にその想いを伝えたのでした。

そして、ギルベルトが残した「愛してる」という言葉は、戦後、ヴァイオレットが生きていくための「みちしるべ」になっていくのです。

今回は、「君は生きて、自由になりなさい」をお届けしました。