『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の名言で英語学習 【第2回】「愛してる」を知りたいのです。

泣けるアニメNo.1の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、京都アニメーションの心を振るわす感動作です。

そんな『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』に登場する数々の名言を使って、楽しく英語を学びましょう。

今回は、「“愛してる”を、知りたいのです」をお届けします。

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「愛してる」を知りたいのです。

主人公ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大戦中は戦うことしか知らない武器、「心を持たない道具」として恐れられた少女兵でした。

最終決戦の前夜、ヴァイオレットの上官ギルベルト少佐は、親友のホッジンズに「自分に何かあった時はヴァイオレットのことをよろしく頼む」と託します。

戦後、ホッジンズは、自分の会社C.H郵便社でヴァイオレットを働かせることにしました。

最初、ヴァイオレットは郵便配達の仕事を手伝います。

ある日、手紙の代筆サービスを行う「自動手記人形」のカトレアが依頼人の手紙を代筆しているとき、「愛してる」とささやきます。

その言葉に反応したヴァイオレットは、「“愛してる”がなぜわかるのですか?」と質問します。

そして、ホッジンズに「自動手記人形の仕事がしたい」と懇願するのです。

なぜ自動手記人形の仕事がしたいのか理由を尋ねたホッジンズに、ヴァイオレットが答えます。

「知りたいのです! ”愛してる”を、知りたいのです。」

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

これは、英語字幕では、次のように訳されています。

I want to know!
“I love you.”
I want to know what it means!

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

そして、英語音声では、次のように表現されています。

I just want to know!
“I love you.”
What does it mean?

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

最後の戦闘で瀕死の重傷を負ったギルベルト少佐は、「心から、愛してる」とヴァイオレットに伝えます。

でも戦うことしか知らずに生きてきたヴァイオレットは、「愛してる」の意味を理解することができませんでした。

ギルベルト少佐が最後に残してくれた言葉の意味を知りたい、気持ちを知りたい。

その想いから、彼女の中に「自動手記人形になりたい」という気持ちが生まれたのでした。

これは、ヴァイオレットが新たな人生の第一歩を踏み出したということを意味しています。

ギルベルトの命令にただ従っていた彼女が、初めて自分の意志を主張した。

She had always just followed Gilbert’s orders in the past.

That was the first time she asserted her own will.

心を持たない道具と言われた彼女が、「“愛してる”を知りたい」と言った。

Everyone said she didn’t have a heart and that she was a tool,

but she said, I want to know what “I love you” means.

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

ヴァイオレットの切実な想いを受け取ったホッジンズは、彼女が自動手記人形になることを認めます。

ここから、ヴァイオレットが「愛してる」の意味を探し求める旅が始まりました。

そして、「愛してる」という言葉は、ヴァイオレットが生きるための「みちしるべ」になっていくのです。

今回は、「“愛してる”を、知りたいのです」をお届けしました。

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