『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の名言で英語学習 【第1回】心から、愛してる

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、「自動手記人形」、通称「ドール」と呼ばれる手紙の代筆サービスをする少女を中心につづられる物語です。

主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大戦中は「心を持たない戦う道具」、武器として恐れられた少女兵でした。

金色の髪と青い瞳を持つ可憐な少女ですが、戦場で両腕を失い、義手を付けています。

最後の戦闘で上官のギルベルト少佐が残した「愛してる」という言葉の意味を知るために、戦後はC.H郵便社で自動手記人形として働きます。

ヴァイオレットは、仕事を通して同僚やお客様と触れ合いながら、依頼を受けた手紙を代筆していくうちに、しだいに感情を取り戻し、「愛してる」の意味を理解できるようになっていきます。

そんな感動のアニメーション作品には、毎回、心に響く名言が登場します。

そこで、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の数々の名言を使って英語を楽しく学びましょう。

第1回で紹介するのは、「心から、愛してる」です。

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TVシリーズ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の「心から、愛してる」

「心から、愛してる」は、戦闘中、ひん死の重傷を負ったギルベルト少佐がヴァイオレットに伝えた最後の言葉です。

テレビシリーズ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、2通りの英語表現が使われています。

1つ目は、英語字幕です。

From the bottom of my heart, I love you.

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

「心の底から」となっていますが、ほぼ日本語の直訳ですね。

これは、日本語音声で聞いている外国人が日本語のセリフの意味を理解できるようにするためでしょう。

2つ目は、英語音声です。

I mean it, I love you.

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

I mean itは、「本当に」や「本気で」という意味です。

こちらは、ネイティブスピーカーがより自然に感じる英語の口語表現が使われています。

劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の「心から、愛してる」

劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』では、もう1つ別の表現が登場します。

映画のオープニングは、「Sincerely」という文字で始まります。

そして、エンディングは

「あいしてる」
ヴァイオレット・エヴァーガーデン

と締めくくられます。

Sincerely
I love you
Violet Evergarden

劇場版『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』

「Sincerely」は、英語の手紙の結びで使われる言葉で、「心から」や「心を込めて」という意味があります。

つまり、この映画は「心から、愛してる」と伝えるヴァイオレットからギルベルト少佐にあてた手紙になっているんです。

「Sincerely」は、テレビシリーズのオープニングソングのタイトルにもなっています。

ヴァイオレットが、手紙を通して人の気持ちを知り、「愛してる」の意味を理解していく物語にふさわしい素敵な表現ですね。

まとめ

今回は、「心から、愛してる」の英語表現を紹介しました。

「心から、愛してる」と伝えたい人がいても、直接口に出して言うのは照れくさいかもしれませんね。

そんなときは、
Sincerely
I love you
と手紙に書いて届けてみてはいかがですか?

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、作画の美しさで定評のある京都アニメーションの作品なので、芸術の域に達した映像美も魅力の1つです。

また、泣けるストーリーは涙活にもオススメです。

あなたも、心を揺さぶるアニメの感動作を楽しみながら、英語を学んでみてはいかがですか?

※今回のブログをYouTube動画にしました。こちらもご覧ください。