「スターウォーズの日」は何月何日? 「May the force be with you!」の意味は?

「スターウォーズの日(National Star Wars Day)」という日があるのをご存じですか?

公式に定められた祝日ではありませんが、SF映画「スターウォーズ」シリーズを記念して設定されたお祝いの日です。

アメリカでは、毎年この日は「スターウォーズ」に関連するイベントなどが催され、大勢のファンたちが集って盛り上がります。

さて、この「スターウォーズの日」は何月何日でしょうか?

ヒントは、「スターウォーズ」シリーズに登場する数ある名言の中でも最も有名なこのフレーズ・・・

May the Force be with you!

この記事では「スターウォーズの日はいつか?」はもちろん、「スターウォーズ」シリーズの数々の名言の意味や使われているシーンなどについて詳しく解説します。

また、映画「スターウォーズ」シリーズを観るうえで理解しておきたいキーワードも紹介します。

これから「スターウォーズ」シリーズを観る人やまだ観ていない作品がある人もいると思うので、できるだけネタバレしないように気をつけます(笑)

《この記事の主な対象》

  • 「スターウォーズ」シリーズのファンの人
  • 「スターウォーズ」シリーズの名言の意味を知りたい人
  • 映画「スターウォーズ」シリーズで楽しく英語を学びたい人
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「スターウォーズの日(Star Wars Day)」とは?

5月4日は「スターウォーズの日(Star Wars Day)」です。

これは、名言「May the Force be with you!」にちなんでのこと・・・

「May the Fourth be with you」、つまりスターウォーズファン同士が「May Fourth=5月4日は一緒にお祝いしましょう!」という合言葉になったというわけですね。

アメリカでは、5月4日は至る所で「May the Fourth be with you!」という挨拶が交わされるそうです。

ファンたちは、お祝いのパーティを開いたり、「スターウォーズ」シリーズの映画をぶっ通しで観たり、スターウォーズの登場人物をかたどったクッキーを焼いたり、思い思いに楽しみます。

ところで、「May the Force be with you!」の意味はわかりますか?

「フォースと共にあらんことを!」あるいは「フォースと共にあれ!」と訳されます。

ファンの人には解説不要かもしれませんが、「そもそもフォース(Force)って何?」という人もいるかもしれませんね。

そこで、「スターウォーズ」シリーズに出てくる名言の意味とそのフレーズが使われているシーンについて解説します。

言葉の意味だけでなく、その背景となる基礎知識を知ることで理解を深められますよ。

「スターウォーズ」シリーズの名言&名シーン&キーワード解説

A long time ago in a galaxy far, far away ・・・

「遠い昔、はるかかなたの銀河系で・・・」

一瞬の静寂と共にスクリーンに映し出されるこのフレーズ。

そして、ジョン・ウイリアムズ作曲のテーマ曲に乗せて、「STAR WARS」のタイトルがロールアップしていきます。

シリーズ全作品を通して、映画のオープニングはこのスタイルが踏襲されています。

どの作品も、このフレーズを観ただけで期待に胸を躍らせてしまう、とても印象的な演出ですね。

SF映画なので未来の話だと勘違いしてしまいがちですが、実は「スターウォーズ」は「遠い昔」の神話なのです。

May the Force be with you!

「フォースと共にあらんことを!」「フォースと共にあれ!」

構文的には助動詞Mayが文頭にくる倒置形「May+S+V」で、願望や祈りを意味する表現です。

「May the God be with you!(神と共にあらんことを!)」の「God」を「Force」に置き換えた表現になっています。

「Force」が大文字になっているのは、一般的な「force」の意味と「スターウォーズ」の世界における「フォース」の概念を区別するためです。

つまり、「神のご加護がありますように!」とか「幸運をお祈りしています」といった意味だと理解することができます。

「スターウォーズ」シリーズを通して、毎回必ず出てくる最も有名な名言です。

【キーワード解説】

フォース:「スターウォーズ」の世界で、「万物に宿るエネルギー」のことです。人間や動物、植物などの生命体だけでなく、石や鉄などあらゆるものに備わっています。

I have a bad feeling about this.

「イヤな予感がする」

このフレーズも「スターウォーズ」シリーズ全作品で、必ず誰かが口にする言葉です。

誰が、どのシーンでこの言葉を使うかを見つけるのも、「スターウォーズ」シリーズを観る楽しみの一つですね。

Help me, Obi-Wan Kenobi. You’re my only hope.

「助けて、オビ=ワン・ケノービ。あなただけが頼りです。」

エピソード4「新たなる希望(A New Hope)」で、R2-D2が投影したレイア姫の映像メッセージの内容です。

このメッセージがきっかけで、ルーク・スカイウォーカーは、ジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービと出会い、冒険が始まります。

スピン・オフ「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(Rogue One:A Star Wars Story)」のラストでは、レイア姫がR2-D2に映像メッセージを残すシーンが描かれています。

【キーワード解説】

ジェダイ:フォースを操る能力を持った銀河系の自由と正義の守護者。ライトセーバー(光線剣)の遣い手、すなわち剣の達人です。

ジェダイ・マスター:ジェダイの中でも弟子をとることが許された達人がジェダイ・マスターとして認められます。

オビ=ワン・ケノービ:ルークの父親アナキン・スカイウォーカーの師匠。エピソード1~6に登場します。エピソード1~3では、歴戦の勇者として活躍する姿を観ることができます。

R2-D2:「スターウォーズ」シリーズで主人公の味方となるドロイド(ロボット)です。相棒となる翻訳ドロイドC-3POと共にとても人気があるキャラクターです。

レイア姫:エピソード4~6のヒロイン。エピソード7「フォースの覚醒(The Force Awakens)」・エピソード8「最後のジェダイ(The Last Jedi)」では、レジスタンスの将軍として登場します。

ルーク・スカイウォーカー:エピソード4~6の主人公。エピソード7・8では、「最後のジェダイ」として登場します。

Hello there. Come here, my little friend. Don’t be afraid.

「やあ。おいで、小さな友よ。怖がらないでいい。」

エピソード4で、オビ=ワンが初登場するシーンでのセリフ。隠れていたR2-D2に呼びかけた言葉です。

エピソード2「クローンの攻撃(Attack of the Clones)」では、大勢の敵の真っただ中に飛び降りたオビ=ワンが「Hello there.」と茶目っ気たっぷりに挨拶します。

一番好きな登場人物オビ=ワンが使っているので、「Hello there.」は私のお気におりの挨拶の言葉です。

Use the Force.

「フォースを使え」

エピソード4のクライマックス。

ダース・ベーダ―に追尾されながら、戦闘機で帝国軍の要塞デス・スターへの攻撃を試みているルークにオビ=ワンが語りかける言葉です。

また、エピソード5「帝国の逆襲(The Empire Strikes Back)」の中では、ヨーダが修行中のルークに対して「Use the Force. Feel it」と言っています。

【キーワード解説】

ダース・ベーダー:映画史上最も人気のある悪役でしょうね。フォースの暗黒面を操る力を持った極悪非道のキャラクターです。

ヨーダ:ジェダイ・マスターの中でも最も偉大な存在グランド・マスターです。エピソード1~3と5・6・8に登場し、数多くの名言を残しています。

No! Try not. Do. Or do not. There is no try.

「違う! やるか、やらぬかだ。ためしなどいらん」

エピソード5で、修行中に「ためしてみる」言ったルークに対して、ヨーダが言った言葉です。

ヨーダの数ある名言の中でも、私が最も好きな言葉です。

英語学習をはじめ、現実社会の中でも当てはまることが多い教訓ですね。

I don’t believe it. That is why you fail.

「信じられません」「だから失敗したのじゃ」

エピソード5で、ヨーダが「No! Try not. Do. Or do not. There is no try.」と言った直後のシーンです。

フォースの力を信じないルークに対して、ヨーダが諭すように言った名言です。

「何ごとも信じなければ成しえない」という真理を伝える普遍的な教訓ですね。

I love you. I know.

「愛してる」「知ってるさ」

2015年にディズニーが実施した「スター・ウォーズ」名言投票で、堂々第1位を獲得した名台詞。

エピソード5で、レイア姫が愛を告白し、ハン・ソロがそれに答えた言葉です。

脚本では「オレも愛してる」となっていたのを、ハン・ソロ役のハリソン・フォードが「皮肉屋のハン・ソロはそんなことは言わない」と主張してアドリブで「I know」と言ったそうです。

エピソード6「ジェダイの帰還(Return of the Jedi)」では、ハン・ソロとレイア姫の立場が逆になって使われています。

【キーワード解説】

ハン・ソロ:エピソード4~6で、相棒チューバッカと共に主人公ルークの味方となるアウトロー(無法者)。宇宙船ミレニアム・ファルコンの船長。エピソード7にも登場します。

スピンオフ「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストリー(Solo:A Star Wars Story)」では若き日のハン・ソロの活躍が描かれています。

I am your father.

「私がお前の父親だ」

エピソード5で登場するこのセリフは、映画史上に残る衝撃の一言です。

このセリフの意味をネタバレせずに知りたい人は、エピソード1「ファントム・メナス(The Phantom Menace)」からではなく、公開順通りエピソード4→エピソード5の順番に観てください。

ちなみに、「トイ・ストーリー」でも「スターウォーズ」のパロディとして全く同じセリフが登場します。

このセリフ直後の「Noooooooooo!(うそだぁぁぁぁぁぁぁぁ!)」というバズ・ライトイヤー(トイ・ストーリーに登場するキャラクター)の反応も私のお気に入りです。

I’ve got to save you. You already have.

「父さんを救うんだ。」「もう救ってくれたんだ。」

エピソード6のクライマックスでの親子の会話です。

「スターウォーズ」シリーズは、実は家族の物語なのです。

He is the chosen one. He will bring balance.

「彼こそ選ばれし者。彼がバランスもたらす。」

エピソード1で、ジェダイ・マスターのクワイ=ガンが弟子のオビ=ワンに伝えた言葉。

彼とは、エピソード1~3の主人公アナキン・スカイウォーカーのことです。

この言葉は「スターウォーズ」シリーズのエピソード1~6全体を表す象徴的な意味を持っています。

【キーワード解説】

クワイ=ガン:ジェダイ・マスター。オビ=ワンの師匠。アナキン・スカイウォーカーのフォースの力を見出します。

アナキン・スカイウォーカー:エピソード1~3の主人公。ルーク・スカイウォーカーの父親で、オビ=ワンの弟子。

Why do I get the feeling you’re going to be the death of me?

「いつかお前に殺されるよ」

エピソード2で、暗殺者の追跡中、無茶をするアナキンに対してオビ=ワンが文句を言うシーンのセリフ。

劇中の本人たちは知りませんが、観客はその言葉の意味深さを知っているという凝った演出になっています。

Death is a natural part of life.

「死は生きることの一部だ。」

エピソード3「シスの復讐(Revenge of the Sith)」で、最愛の人パドメ・アミダラを失うことを恐れるアナキンを諭すヨーダの言葉です。

深い人生訓ですね。

【キーワード解説】

パドメ・アミダラ:エピソード1~3のヒロインです。惑星ナブーの女王で、退位後には銀河共和国元老院議員に就任しています。

I hate you! You were my brother. I loved you.

「あんたが憎い!」「弟と思っていた。愛してた」

エピソード3での迫力ある師弟対決。その最後のシーンで弟子が師匠に放った言葉とそれに対する師匠の返事です。

憎しみを込めた悲痛な叫びと愛していた弟子を失った師匠の悲しみが胸に突き刺さります。

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