
最近、従来の英会話スクールとは違う短期集中型の英語学習コーチングサービスが注目されています。
「受講したくても数カ月の予約待ち」というほど人気を呼んでいるところもあるようです。
「本田圭佑も受講中」というCMで一挙に知名度を上げた「プログリット(PROGRIT)」もその一つ。
岡田祥吾社長の著書「英語学習2.0」もベストセラーとなり、話題を集めています。
私は、「英語学習2.0」というタイトルに惹かれて本を読み、「プログリット(PROGRIT)」に興味を持ちました。
この本の中で、「プログリット(PROGRIT)」は「英語コンサルティングプログラム」と紹介されています。
でも、「英語学習コンサルティングプログラム」という耳慣れないサービスの実態はよくわからないという人が多いのではないでしょうか?
そこで、「百聞は一見にしかず」ということで「無料カウンセリング」を受けてきました。
この記事では、「プログリット(PROGRIT)」の無料カウンセリングについて、申込方法や具体的な内容などをレポートします。
《この記事の主な対象》
- 短期集中型の英語学習コーチングサービスに関心がある人
- 英語学習コンサルティングプログラム「プログリット(PROGRIT)」に興味がある人
- 「プログリット(PROGRIT)」無料カウンセリングの申し込み方法や内容について知りたい人

きっかけは「プログリット」岡田社長の著書「英語学習2.0」
私が「プログリット(PROGRIT)」に興味を持ったのは、岡田祥吾社長の著書「英語学習2.0」を読んだのがきっかけでした。
「英語学習2.0」というと、これまでにない、斬新かつ画期的な英語学習方法が紹介されているのかと思いますが、実はそうではありません。
「プログリット(PROGRIT)」のCMに出演しているサッカー日本代表の本田圭佑選手も、Twitterで次のようにツイートしています。
英語学習2.0は必読。中でも1番印象に残ったフレーズは
「楽に英語を身に付ける方法を知りたいという方は、本書を閉じてください。そんな魔法のような方法は書いていません」
そりゃそうやんな。
Let’s keep studying!
本田圭佑氏のツイートより
この本の最も重要なポイントは、このツイートに要約されています。
英語を伸ばすために、最も効果的な方法は何か?
「英語学習2.0」では、1つの数式が紹介されています。
英語力の伸び = 学習生産性 × 投下時間
つまり、効果的に英語力を伸ばすために必要なことは、「学習生産性と投下時間の最大化」ということです。
必要なのは何か新しい勉強法ではなく、その人にとって最も効果的な英語学習法は何かを見つけること。
その解決策として、岡田社長は、マッキンゼーでの経験を踏まえて、ビジネスの「問題解決アプローチ」を英語学習に適用することを提唱しています。
具体的には、英語学習の羅針盤として、「第二言語習得論」をベースにした「英会話の5ステップ」を提示しています。
◆英会話の5ステップ
【リスニング】
《ステップ1》音声理解
《ステップ2》意味理解
【スピーキング】
《ステップ3》概念化
《ステップ4》文章化
《ステップ5》音声化
これは、英会話のプロセスを「リスニング」は2つ、「スピーキング」は3つのステップに分けたものです。
各ステップは、単語や文法、例文など脳に蓄積されている英語に関する「知識データベース」につながっています。
この羅針盤に従って、自分の「弱点」や「課題」を見つけ、それを改善・強化するための学習をすれば効率的に英語力を伸ばすことができるわけです。
それに加えて、「英語学習を継続する仕組み」の大切さを強調しています。
毎日3時間の英語学習を3カ月間短期集中で継続すること。
英語学習を習慣化して継続できるようになるために、まずは短期での成功体験を積むことが大切だと述べています。
私は、自分の英語学習の経験からも「楽に英語を身に付ける魔法のような方法はない」という言葉や「英語力の伸び=学習生産性×投下時間」という考え方には同感です。
この「英語学習2.0」の考え方に基づいて「英語コーチングプログラム」を提供しているのが、「プログリット(PROGRIT)」です。
「英語学習2.0」を読んで「プログリット(PROGRIT)」に興味を持った私は、早速、無料カウンセリングに申し込みました。
「プログリット」無料カウンセリングの申し込み方法
私が無料カウンセリングを受けたのは大阪・梅田校です。
基本的な流れや内容は同じなので、他の校舎やオンラインでの受講を考えている人にも参考になると思います。
無料カウンセリングの申し込み方法は簡単です。
無料カウンセリングの「申し込みフォーム」に必要事項を入力して登録するだけでOKです。
そうすると、登録したメールアドレスに確認のメールが届くのでチェックしてください。
こちらに「申し込みフォーム」のリンクを貼っておきます。
公式サイト「プログリット(PROGRIT)」無料カウンセリングお申し込み日程調整~無料カウンセリング当日までの流れ
「申し込みフォーム」に記載した無料カウンセリングの希望日に予約が取れない場合、日程調整のための連絡が入ります。
やはり人気があるだけに、私も希望日には予約が取れず、「プログリット」のスタッフから電話がありました。
若い女性のスタッフでしたが、対応がとてもていねいで好印象でした。
電話の応対は、顧客サービスの質を知るための要素としてとても大切です。
電話の応対からも、しっかり社員教育されていることがよくわかりました。
大阪の「プログリット」梅田校は、JR大阪駅や地下鉄・阪急電車・阪神電車などの梅田駅からも近く、便利な場所にあります。
《プログリット梅田校アクセス》
下の写真が「プログリット」梅田校が入っている桜橋IMビルの入り口です。

このビルの9階に「プログリット」のオフィスがあります。
下の写真が「プログリット」の受付です。

シンプルですが、とても綺麗で清潔感がありました。
受付に設置してある電話で「無料カウンセリング」を予約していることを伝えると、担当者が受付まで出てきて、用意された部屋に案内されました。
下の写真のように、部屋はそれほど大きくありませんが、小さなテーブルと椅子が2脚設置されています。

「無料カウンセリング」は、この部屋でマンツーマンで行いました。
「プログリット」無料カウンセリングの流れと内容
「無料カウンセリング」を担当したのは、30代の男性でした。
あとで教えていただいたのですが、前職は高校の英語の先生だったそうです。
最初は、「英語を学習する目的」を質問されました。
私は、「近い将来、英語を生かした仕事がしたい」と答えました。
英語力を伸ばすためには、「具体的にどうなりたいか」という目標を明確にして、「そのために必要なことは何か」を考えて実行することが大切ということです。
続いて、リスニングテストを受けました。
具体的には、1分間程度のTEDの音声を2種類聞いて、それぞれどんな内容だったかを答えます。
最初の音声はある程度聞き取れたのですが、2回目のは聞き取りにくかったです。
その次は、ディクテーションです。
短い英語の音声を聴いて、その英文を書き取ります。
スペルがあまり自信がない単語もありました。
その次は、スピーキングテストです。
質問に対して答える形で、自分の仕事について1分程度英語で説明しました。
最後は、日本語の文を瞬間的に英語の文に変換する瞬間英作文です。
何問かお題がありましたが、徐々に難易度が上がっていきました。
以上でテストは終了です。
早速、テストの結果をフィードバックしてもらいました。
短い時間にもかかわらず、私の課題がわかったということで、説明してもらえました。
まずは、リスニングの課題から。
私の課題は、「弱音が聞き取れていないこと」だと指摘されました。
例えば、ディクテーションでは冠詞、前置詞、複数形や三単現のsなどを聞き漏らしていました。
また、リスニングでは、単発的に英単語は聞き取れても、意味のある文章としてつながっていないので、内容が理解できないということでした。
「音声理解」すなわち「聞き取り」にパワーを使い過ぎているので、「意味理解」すなわち「意味取り」のための余力が残っていない状態ということです。
次に、スピーキングの課題です。
英会話の5つのステップの中の「文章化」でつまずいているということでした。
話したいことがあっても、それを知識データベースから瞬時に取り出して、必要な単語を正しい文法に当てはめて英文を作ることができないということです。
すなわち、自分で英文を作るための文法の知識があやふやになっているという状態です。
例えば、関係代名詞は英文を読むときは理解できても、自分が英語を話すときには知識があやふやで正しく使えません。
自分の弱点が認識できたところで、それをどうやったら克服できるかについての説明がありました。
リスニングの課題解決策の1つ目は、音声理解のための学習方法「シャドーイング」です。
英語の音声の後に続いて、一瞬遅れて同じように英文を繰り返す英語学習法ですね。
2つ目は、意味理解のための学習方法「多読」です。
英語の「多読」をするうえで、2つ注意点があると説明されました。
1.後ろから訳さない
2.辞書を使わない
これが、英語を英語のまま理解できるようになるための秘訣ということですね。
次に、リーディングの課題解決策は、文章化のための学習方法「瞬間英作文」です。
それに加えて、「オンライン英会話」は英会話の練習試合として有効ということでした。
「無料カウンセリング」の最後には、「英語力を伸ばすのために必要な2つのこと」をアドバイスしてもらいました。
それがこの2つです。
1.正しい方法
2.正しいレベル
つまり、自分の課題に応じた正しい方法で、自分に合った正しいレベルの教材を使うことが重要ということです。
自分では、自分の弱点や課題を正確に認識することが難しいので、それを判断してもらえるのはとても役に立ちます。
実のところ、「こんなに短時間で自分の課題を発見してもらえるなんてすごいな」と驚きました。
「無料」とは思えないほど充実した「カウンセリング」が受けられるので、ぜひ体験してください。
公式サイト「プログリット(PROGRIT)」無料カウンセリングお申し込み「プログリット」が向いている人、向いていない人
無料カウンセリングを受けてみて、「プログリット」が向いている人と向いていな人の特徴をまとめます。
「プログリット」が向いている人
プログリットが向いているのは、次のような人です。
- 本気で英語を学びたい人
「プログリット」では、毎日3時間の勉強を3カ月間継続する必要があります。
したがって、それなりの覚悟がないと続けられないと思います。
でも、本気で英語を伸ばしたい人がしっかり取り組めば、着実に英語力がつくでしょう。
- 短期集中で英語力を伸ばしたい人
海外勤務が決まっているとか、会社の昇格条件でTOEICの点数を上げなければならないなど、差し迫った状況がある人には最適でしょう。
短期集中で結果を出したい事情がある人には、特におすすめできます。
- 独学で英語力が伸び悩んでいる人
独学で英語を勉強してそこそこの英語力は身についたけれど、中級の高原にはまって伸び悩んでいる人にもおすすめです。
「プログリット」のコンセプトは、「9割は独学で伸ばせる」です。
逆に言えば、独学しないと英語力は伸びません。
残りの1割にあたるのが、自分だけでは越えられない壁を越えるための英語コーチングです。
ひとりでは越えられなかった壁を越えるまで、「プログリット」の英語コーチに伴走してもらえます。
「プログリット」が向いていな人
次のような人には、「プログリット」が向いていないでしょう。
- 英語を学ぶ目的や目標が不明確な人
「なんとなく英語ができたらいいなぁ」とか、「楽して英語力が身についたらいいなぁ」と思っている人には向いていないと思います。
英語の優先順位を上げないと、毎日3時間英語の勉強に時間を取るのは難しいでしょう。
- 長期的にコツコツと自分のペースで学習した人
2〜3カ月で結果を出さないといけない状況ではなく、地道にコツコツと自分のペースで英語学習したい場合、短期集中型だと過度のプレッシャーがかかるかもしれません。
- 自力で英語学習できる人
目的意識を持って、明確な目標を立てて、自分で英語学習できる人は、英語コーチに頼る必要はないでしょう。
なかなかそうできないから苦労するんですけどね。
お互い頑張りましょう!
