

「1000時間ヒアリングマラソン」は有名だけど、実際のところ効果はあるのかなぁ?

「1000時間ヒアリングマラソン」に興味はあるけど、自分には難し過ぎないかしら?

「1000時間ヒアリングマラソン」は高額な通信講座だし、続けられるか心配だなぁ・・・
「1000時間ヒアリングマラソン」に関して、こんな疑問や不安を持っている人は多いのではないでしょうか?
「1000時間ヒアリングマラソン」は、「イングリッシュ・ジャーナル」や「キクタン」などの英語教材を発行しているアルクのロングセラー商品で、とても人気のある通信講座です。
英語学習者であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
でも、その実態は意外と知られていないようです。
書店などで気軽に買える書籍などと違って、通信講座という特性上、直接手にとって内容を確かめることができないからかもしれません。
私も随分以前から「1000時間ヒアリングマラソン」の評判は聞いていましたが、具体的な内容はよく知りませんでした。
そんな私が「1000時間ヒアリングマラソン」に興味を持ち、使ってみたいと思ったきっかけは、信頼している通訳者・翻訳者・英語学習コーチがおすすめしていたからです。
英語のリスニング力を強化するためには、「1000時間ヒアリングマラソン」が最強ということでした。
私は、「例えて言うなら、英語リスニング界のラスボスのような存在かなぁ?」と勝手に想像しました。
ラスボスだけに、攻略するのは難しそうですが、その分やったら相当力が付きそうです。
「英語リスニング界のラスボス攻略にチャレンジしてみる価値はありそうだ」
私はそう感じました。
なぜなら、私はTOEIC L&R 800点台、英検準1級合格までは比較的順調に英語力を伸ばすことができたのですが、いわゆる中級の壁をなかなか越えられず、悪戦苦闘していたからです。
そんな泥沼を抜け出すために、「1000時間ヒアリングマラソン」を使ってみることにしました。
私と同じように、「1000時間ヒアリングマラソン」に興味はあるけどどうしようかなぁ・・・と迷っている人もいると思います。
そこで、この記事では「1000時時ヒアリングマラソン」を実際に自分で使ってみたからこそわかった事実をリアルにお伝えします。
この記事を読めば、「1000時間ヒアリングマラソン」の具体的な内容や難易度、効果的な使い方、挫折せずに継続するための秘訣がわかりますよ!
《この記事の主な対象》
- 「1000時間ヒアリングマラソン」の内容や難易度を詳しく知りたい人
- 「1000時間ヒアリングマラソン」の効果的な使い方を知りたい人
- お金を無駄にしないために「1000時間ヒアリングマラソン」を続ける秘訣を知りたい人
「ヒアリングマラソン」に関するよくある7つの誤解
まず最初に、「1000時間ヒアリングマラソン」に関するよくある7つの疑問にお答えします。
実は、私も実際に自分で使ってみるまでは誤解していたことばかりです。
「1000時間ヒアリングマラソン」の知られざる意外な事実をお伝えします。
「ヒアリングマラソン」のマンスリーテキストだけで1000時間勉強する?
「1000時間」と聞くだけで、気持ちが萎えてしまう人も多いのではないでしょうか?
1000時間と言えば、毎日3時間を1年間続けてようやく到達する長さです。
「一つの教材だけ使って、1日3時間を1年間も続けるなんて到底無理だ!」というのが率直な感想だと思います。
私もそうでしたから、その気持ちはよくわかります。
ところが、大いなる誤解でした。
私は、専用の一つの教材だけを1000時間ひたすら聴き続ける「苦行」のような勉強法だとばっかり思っていました。
しかし、そうではなかったのです。
「1000時間ヒアリングマラソン」では、メイン教材の「マンスリーテキスト」とサブテキストとなる「イングリッシュ・ジャーナル」が毎月届けられます。

この2つの教材が中心になりますが、使えるものはそれだけではないんです。
ヒアリングマラソンの「1000時間」の考え方では、「マンスリーテキスト」と「イングリッシュ・ジャーナル」以外にも英語を聞いたり理解したりする時間はカウントしてよいことになっています。
「えっ、そうだったの?」と思わず口に出してしまいました(笑)
ヒアリング時間を創出するための方法としては、次のような例が示されています。
■英語でみる
- 映画やドラマ
- YouTubeやTED
- テレビの英語講座
- ニュースの2カ国語放送
- 海外メディアのニュース
■英語を耳に取り入れる
- 英語のポッドキャスト番組
- 英語のオーディブル作品
- 洋楽(英語の歌)
- 英語のセミナーやイベント参加
- 英語のラジオ放送
■英語を使う
- スマートフォンの言語を英語に設定
- 英会話スクール
- オンライン英会話
- SNSで英語でやりとり
- 通訳ガイドやボランティアに挑戦
■英語を学ぶ
- 辞書や文法書で調べもの
- 発話練習や音読
- ディクテーション
- 単語学習
あなたも、このうちのいくつかはすでにやっているのではないでしょうか?
私は、このうちの半分以上は日ごろからやっていること、もしくはこれまでにやったことがあるものでした。
正直言って、ちょっと気が楽になりました。
「1000時間ヒアリングマラソン」の目的は、英語の音声を「聞いて理解する」過程を1000時間繰り返すことで、英語を英語のまま理解できるようになることです。
だから、普段の生活の中で英語を聞いたり理解したりする時間を積極的に増やすことが推奨されているんですね。
1日3時間×1年間という長丁場になりますが、これなら自分の好きな方法を取り入れながら、飽きずに取り組めそうなので、少しホッとしました。
音声を聴き流すだけの受動的な勉強法?
私は、「ヒアリングマラソン」という商品名から受ける印象で、英語の音声を聞き流すだけの受け身の勉強法だと思っていました。
これも誤解でした。
「1000時間ヒアリングマラソン」では、リスニング力を伸ばすための効果的な方法として、以下の6つの学習法が紹介されています。
- シャドーイング
- ディクテーション
- 音読
- オーバーラッピング
- リピーティング
- リプロダクション
聞きなれない学習法もあると思うので、それぞれ具体的な学習方法を簡単に説明します。
●シャドーイング(テキストあり/なし)
聞こえた英文をそのまま少し遅れて声に出す
●ディクテーション
英文音声を聞いて書き取る
●音読
英文を声に出して読む
●オーバーラッピング
音声にぴったり合わせて音読する
●リピーティング(テキストあり/なし)
音声を聞いた後で声に出す
●リプロダクション
聞いたり読んだりした英語を、そのまま口頭で再生する(再現)
どれも自分で声を出したり、手を動かしたりする、とても能動的な学習方法です。
各学習法は、リスニング力はもちろん、それ以外の力を伸ばすためにも効果があります。
伸ばしたい力によって、さまざままな学習法を組み合わせて実践するのが効果的ですよ。
紙のテキストとCDを使う勉強方法だから時代遅れ?
「1000時間ヒアリングマラソン」は、紙のテキストとCDを使って勉強するんでしょう?
今どきそんな勉強法は、時代遅れなんじゃない?
これも誤解でした。
「マンスリーテキスト」と「イングリッシュ・ジャーナル」には電子版もあるんです。
だから、教材のテキストや音声をダウンロードして、スマホやタブレットを使って、移動中でも利用できちゃいます。
しかも、無料のアプリ「アルコ(ALCO)」を使って音声をダウンロードすれば、再生速度を速くしたり、遅くしたり調整できる上、指定した部分を繰り返し聞くこともできるんです。

実は、私は以前から「アルコ(ALCO)」を愛用していました。
なぜなら、「イングリッシュ・ジャーナル」や「キクタン」シリーズをはじめ、アルクが出版している英語学習のための音声付きの雑誌や書籍が「アルコ(ALCO)」を使って学習できるからです。
はじめて「アルコ(ALCO)」を使ったときは、「アルクさん、そんなに太っ腹で本当にいいの?」とマジで思いました。
こんなに使い勝手の良い便利な再生機能を持ったアプリが無料で使えるなんて、これまでの常識や学習方法を劇的に変える画期的なことでした。
もしもまだ「アルコ(ALCO)」を使ったことがない人は、この高性能なアプリをぜひ使ってみることをおすすめします。
そんな優れもののアプリを使って学習できるなんて、「1000時間ヒアリングマラソン」は時代遅れどころか、むしろ時代の最先端を行っていました。
もちろん、昔ながらの紙のテキストとCDで勉強するのが一番オーソドックスで安心できる、という人にも対応しているので大丈夫ですよ。
「ヒアリングマラソン」は難しいからついていけない?
「1000時間ヒアリングマラソンは難しそう」というイメージがあると思います。
実際、私が使ってみた印象としては、TOEIC L&R 700〜800点台の人がさらに上のスコアをめざす場合や、英検準1級・1級合格をめざしている人に最適なレベルだと思います。
つまり、英語の中級者が上級者になるために使うのが最も学習効率が高く、上級者が英語力を維持し、さらにレベルアップするためにも効果的だと思います。
それ以下の英語のレベルでは使えないかというと、そんなことはなくて、TOEIC L&R 550点以上〜600点台や英検2級レベルの人でも十分使えるように工夫されています。
まず一つ目の工夫は、「マンスリーテキスト」と「イングリッシュ・ジャーナル」の英文にはすべて日本語訳がついていることです。
英語の初級〜中級者にとって最も効率の良い英語学習法は、先に日本語訳を読んで、どんな内容が書かれているのか、話されているのかを理解してから英文を読んだり、聞いたりすることです。
「先に日本語訳を読むなんて邪道だ」とか「日本語訳を読んで理解したつもりになっても、本当に英語の意味が理解できたことにはならない」という反論が聞こえてきそうですね。
私も多読多聴をベースに英語学習をしてきたので、以前は日本語訳を読むことに否定的でした。
ところが、日本語訳を先に読むという学習法は、キワモノではなく、同時通訳者の小熊弥生さんはじめ、通訳者、翻訳家、英語学習コーチなど英語のプロたちがおすすめしています。
日本語訳を先に読んでからリスニングする英語学習法については、小熊弥生さんの著書「世界で成功する英語即聴力」で詳しく解説されています。
興味がある人は、読んでみてください。
私もこの方法を取り入れてみたところ、今まであやふやだった英文の意味が正確にわかり、聞き取れなかった英文も聞き取れるようになりました。
そのおかげで、自分の実力より少し難しい英文を読んだり、聞いたりすることができるようになり、学習効率が格段に高くなりました。
なぜなら、意味がわからない単語があっても、日本語訳を読めば理解できるので、いちいち辞書を引く必要がなく、手間と時間がかからないからです。
また、プロの翻訳者が書いた日本語訳なので、誤訳することがありません。
自力で訳した場合、多義語やイディオムの意味を取り違えたり、構文が複雑で自分勝手に解釈したりすることも多いですよね。
そのため、英語の初級者や中級者は日本語訳がついた教材を使うのが最も学習効率が高いです。
もちろん、日本語訳ばっかり読んでちゃダメですよ(笑)
自分の英語力より英文の難易度が高いときは先に日本語訳を読む、ちょうど良い難易度なら意味がわからないところだけ日本語訳を見るなど、レベルに応じてアレンジしてください。
「じゃあ、どうやって英文の難易度を調べたらいいの?」という疑問を持った人は安心してください!
まさに、二つ目の工夫がその点なんです。
「マンスリーテキスト」と「イングリッシュ・ジャーナル」では、各コーナーの英文の難易度が示されています。
そのため、どのコーナーが自分の英語のレベルに合っているのかの目安になります。
また、3つ目の工夫として、テキストは初級レベルからはじまり、後半になるほどレベルが上がっていきます。
各コーナーも、STEPの順に初級→中級→上級と難易度が上がるので、段階的にステップアップしていくことができます。
4つ目の工夫は、先ほど紹介したように「アルコ(ALCO)」を使って、音声の再生スピードを遅くして聞くことができる点です。
このように、さまざまな工夫がされているので、中級者から上級者まで幅広く利用できるようになっています。
難易度が自分のレベルに合っているか確かめたい人は、アルクの公式サイトで無料の「教材体験」ができます。
この「教材体験」では、実際のマンスリーテキストを読みながら、教材CDの音声を試聴できます。
また、500円で「体験キット」を試すこともできます。
「教材体験」や「体験キット」に興味がある人は、こちらのリンクから公式サイトで確認してください
「ヒアリングマラソン」は試験対策には使えない?
実は、私が「1000時間ヒアリングマラソン」を使いたいと思った理由が、通訳者・翻訳者・英語学習コーチの推薦以外にもう一つあります。
それは、アルクの公式サイトに載っていた新城 宏治さんという人の受講体験談を読んだからです。
東京都にお住いの52歳の会社員の方です。
・・・というか、アルクの社員さんじゃないですか(笑)
いやいや、社員だったら自社の商品を悪くは言わないでしょう!
最初は、そう思いました。
でも、普通は自社の商品の受講体験談に社員は使わないでしょう。
あえて社員を登場させるには、理由があるはず・・・
やっぱりありました!
新城さんは、スタート時のTOEICのスコアは650点だったのに、受講から3年後に何と英検1級に合格されていたのです。
英検1級に合格するのは並大抵のことではありません。
私も準1級合格後、1級の壁には何度も跳ね返されました。
だから、新城さんが相当な努力をされたということがよくわかります。
そして、アルクの社員の体験談ということを差し引いても「1000時間ヒアリングマラソン」が英検1級対策にも十分効果がある証拠でもあります。
もともと私は、英検1級のリスニングパート4対策として、「イングリッシュ・ジャーナル」を使っていました。
なぜなら、英検1級リスニングパート4はインタビュー形式の問題なので、「イングリッシュ・ジャーナル」のインタビュー記事が試験対策として有効だからです。
そのおかげで、私は何度か受けた英検1級のリスニングパート4は毎回全問正解できています。
実際に「1000時間ヒアリングマラソン」を使ってみたところ、英検1級で頻出の政治、経済、社会、環境、科学などのテーマに関するさまざまなトピックスが取り上げられていました。
ヒアリングマラソンで“世界の物事や人に関する最新情報も歴史も”学べる。幅広い知識が身について、自分なりの意見を持てるようになった!
「アルク公式サイト 新城 宏治さんの受講体験談」より
新城さんが、このように語っていらっしゃるのもうなずけます。
TOEIC対策としても、毎月のマークシート方式のテスト「HEMHET(ヘムヘット)」は、TOEICのリスニングパートと試験の形式が似ています。
意図的にそうしているのだと思いますが、TOEIC対策にも対応しています。
もともと私は三日坊主で、飽きっぽいので、試験対策の勉強ばかりだと途中でつまらなくなり、あれこれ教材に手を出して結果を出せない、ということを繰り返してきました。
「1000時間ヒアリングマラソン」なら、メイン教材と副教材に多彩なジャンルの英語素材が掲載されているのはもちろん、そもそも何でもありなので、私のようなタイプには合っていると思います。
通信講座を使った独学は続かない?
何かの通信講座を受講して、途中で挫折した人いませんか〜?
はい、私もその一人です(笑)
自宅で独学する通信講座は、孤独との戦いになりがちなので挫折しやすいんですよね。
ところが、通信講座開始以来、35年のロングセラーとあって、「1000時間ヒアリングマラソン」には挫折を防ぐための仕掛けが随分にされていました。
具体的に例をあげると、次のようなものがあります。
まずは、通常の通信講座だと1年分の教材をまとめて送ってきます。
ということは、その教材は1年間まったく更新されないということです。
しかも、1年分の教材がいっぺんにドサッと届くと、その量に圧倒されて早くも戦意喪失・・・ということになりかねません。
しかし、毎月、都度新しいテキスト教材が送られてくる「1000時間ヒアリングマラソン」は、独学のペースメーカーとして使えます。
しかも、送られてくる教材は、毎回新たに作られているので、最新のトレンドを反映して、旬な話題を取り上げています。
モノローグや日常会話、映画やニュース、インタビュー、ビジネス会話、フリートーク、文学作品などバラエティ豊かな英語素材に触れることができるので、飽きさせません。
ほかの受講生と交流できるイベント「ALC Learners‘ CLUB」や「ALC Speakers’ CLUB」があるのも、一人で孤立せず、同じ英語学習仲間同士、情報交換したり、励まし合うことができるので挫折しにくくなります。
先輩学習者たちの学習法を参考にすることもできます。
学習の悩みを相談できる学習コーチの存在も心強いですね。
私は、コーチの一人 冨田三穂先生(神田外語大学講師)のツイッターもフォローしています。
いつも英語学習に役立つ情報をつぶやいているので、とてもためになりますよ!
ちなみに、冨田先生の苗字の「冨」は冠の上には「、」がつきません。
また、下の名前は美穂ではなくて三穂です。お母さんも時々間違えるそうですけど(笑)
冨田先生は、「スピーキング魂」というコーナーを担当されています。
このコーナーでは、ビジネス会話を題材にして、リスニング力やスピーキング力を磨きます。
「ヒアリングマラソン」なのにスピーキング力強化のためのコーナーがあるというのも、実際に使ってみて初めて知ったことですが驚きですね。
私はスピーキング力を伸ばしたいと思っているので、「スピーキング魂」は特にお気に入りのコーナーです。
マンスリーテキストの各コーナーは、YouTubeなどで視聴可能な解説・関連動画を観て理解を深めることもできます。
例えば、「スピーキング魂」では冨田先生が3本の動画で効果的にスピーキング力を伸ばす方法について説明しています。
1本目の動画では、「スピーキング魂」の「学習のねらい」について、「スピーキングのメカニズム」と「効果的な学習の進め方」を専門的なことも含めてわかりやすく解説しています。
2本目の動画では「リード&ルックアップ」のやり方、3本目の動画では「自由会話」の展開例の練習方法を冨田先生が実演しています。
当たり前ですけど、プロのコーチはさすがです!
冨田先生のレベルに到達するのは簡単なことではありませんが、とても良いお手本にも、目標にもなります。
スピーキング力を伸ばしたい人は、この3本の動画は必見です。
そして、「スピーキング魂」を使って繰り返しトレーニングしましょう!
「マンスリーテスト HEMHET(ヘムヘット)」や「賞品付きディクテーション・コンテスト」で力試しできる点も、学習の成果を確認することができるので、継続して学習するモチベーションにつながります。
「ヒアリングマラソン」は高額?
気になるお値段ですが、「1000時間ヒアリングマラソン」は、1時間当たりいくらかご存知ですか?
1日3時間学習した場合、何とたったの50円なんです。
1日当たりで考えても150円です。
年間受講料が53,784円(税込)と聞くと高く感じてしまいますが、実はとてもコストパフォーマンス(費用対効果)が高いんですね。
しかも、一冊1,512円の「イングリッシュ・ジャーナル」が毎月副読本として付いてくるので、それだけでも年間約18,000円分得したことにになります。
「安かろう、悪かろう」の教材をとっかえひっかえ買い変えて無駄な出費をするくらいなら、多少高くても信頼できる教材を使った方が、結果的には高い学習成果が期待できます。
「ヒアリングマラソン」の効果的な使い方と挫折しないための秘訣
年間・月間・週間の目標と学習プランを立てる
「1000時間ヒアリングマラソン」には、申し込み後に届く「スターターキット」に「コースガイド」が同封されています。
この「コースガイド」には、自分の英語レベルが「ヒアリングマラソン」の初級・中級・上級のどこに当てはまるかを確認できるチェックリストがついています。
このチェックリストで自分のレベルを確認したら、同じく「コースガイド」に載っているスキル別、レベル別のおすすめ学習プランとコーナーの紹介を参考にして学習プランを立てましょう。
マンスリーテキストの巻末には、「学習プランと記録」のページがあるので、今月の目標と週単位の学習スケジュールを記載することができます。
アルク受験生専用サイト「テストコ」では、学習カレンダーとリマインドメールを設定することができるので、有効に使いましょう。
その月が終わったら、「今月の振り返り」の欄に「できたこと」「できなかったこと」、「今月のヒアリング時間」の欄に1カ月の合計を書き入れます。
学習プランを立てて記録するのは面倒です。
でも、「最終的に何を達成したいのか」という1年後の大きな目標を最初に考えて、その目標を月ごと、週ごとに細分化し、具体的にやることを見える化しておくと学習のPDCAを回しやすくなります。
つまり、計画を立てる(Plan)→実行する(Do)→「できたこと」と「できなかったこと」をチェックする(Check)→改善する(Action)という英語学習のサイクルを毎月ぐるぐる回すのです。
毎日3時間のヒアリングを習慣化する
1日3時間の学習を続けるのは、簡単なことではありません。
特に、習慣化するまではしんどいと思います。
でも、工夫次第では、案外すんなりできちゃうんです。
そのコツを3つ紹介します。
1.すき間時間を活用する
通勤・通学、家事や買い物をしている時間、お昼休みの時間など1日の間で使えるすき間時間を集めると30分や1時間は確保できるものです。
私も片道30分の通勤時間を使って、電車の中や歩きながらリスニングしています。
すき間時間をぜひ有効に活用してください。
2.早朝を活用する
これまでよりも1時間早起きして朝勉強しましょう。
早朝は頭がスッキリしているので、集中して効率よく勉強できますよ!
朝に限りませんが、カフェなどでくつろいで学習するのも気分転換になってはかどるのでおすすめです。
3.平日と週末でメリハリをつける
平日は仕事で忙しくて3時間も学習できないという人もいると思います。
その場合、休日にまとまった時間を確保して、週平均で3時間の学習時間をつくりましょう。
また、平日と休日で使う英語素材や学習方法を変えるのもメリハリがついて、飽きがこないと思います。
1〜3の方法を駆使して、毎日の英語学習が習慣になるまで続けてください。
最初は、少なくとも3週間、つまり21日間継続して学習することを目標に取り組んでください。
ある行動を習慣化するためには、最低21日間毎日継続する必要があるという説があります。
あるいは、いや21日では短い、行動を習慣化するには最低66日必要だという説もあります。
私は、その真偽のほどをとやかく言ってもしようがないという立場です。
どちらの説もそれぞれ根拠となった実験結果はあるのですが、21日にしても66日にしてもどちらが正しいという問題ではないのです。
逆の発想をすれば、21日間あるいは66日間続けられなかったことが習慣になることはありえないのは当たり前の話です。
何か新しい行動をはじめたときは、まずは最低21日間続けることを目標にし、それができたら今度は66日間続けられるまで頑張る。
それができたら今度は100日間を目標に行動する、ということを続けましょう。
そのうち何日続けたかということも忘れて、「自然とそれをやるのが当たり前の状態になっている=習慣化できている」ということになりますから。
英語のある生活を楽しむ
私は、かつては三日坊主で、何度も英語学習に挫折してきました。
それが、約3年前に一念発起して中学レベルからやり直し英語をはじめて以来、毎日英語学習を続けることができています。
平日だと最低2~3時間、休日だと最低5~6時間、多い日だと8~10時間は英語学習しています。
そのおかげで、400点台だったTOEIC L&Rのスコアは910点まで伸び、リスニングは満点を取り、英検準1級にも合格することができました。
まさに「継続は力なり」だと実感しています。
でも、なぜ毎日英語学習を続けることができたのか?
それは、日常生活の中に英語を取り入れているからです。いわゆる「イマージョン=英語漬け」と言われるやり方ですね。
私の英語学習の基本は「多読多聴」です。ただし、私の場合、「多読多聴」は勉強というより趣味ですけど(笑)
趣味だから自然と毎日続けることができます。これが勉強だとそうはいかないかもしれません。
その意味で、「1000時間ヒアリングマラソン」はうってつけの教材です。
先ほど説明した英語学習の習慣化の話にもつながりますが、「1000時間ヒアリングマラソン」を毎月の英語学習のペースメーカーとして1年間続けることができたら、その後は自力で英語学習を継続することができると思います。
すなわち、英語学習が習慣化しているということです。
ぜひ日常の中に英語のある生活を楽しんでください!
まとめ:「ヒアリングマラソン」はこんな人におすすめ
「1000時間ヒアリングマラソン」を実際にやってみた感想を一言でいえば、「机の前にじっと座って勉強するだけの苦行ではない」ということです。
「何より楽しい!」
これが、私がこの記事で一番お伝えしたいことです。
「1000時間ヒアリングマラソン」を達成したら着実に英語の力がつくのは間違いないので、基本的に「英語力を伸ばしたい!」という意欲のある人なら誰にでもおすすめできます。
その中でも、特に中級レベルで伸び悩みを感じている人には最適です。「1000時間ヒアリングマラソン」で中級の壁を乗り越えてください。
初級レベルの英語力で、「まだちょっとついていく自信がないなぁ」という人は、「ヒアリングマラソン中級コース」からチャレンジしてみるとよいと思います。
ヒアリングマラソン中級コース逆に、学ぶ意欲の低い人、他力本願な人、英語学習が自分事になっていない人(誰かに言われたからしかたなくやっている人)などは、続けられない可能性大なのでお金を無駄にするかもしれません。
「せっかくお金を払ったんだから、途中でやめたらもったいないと思って頑張れる人」は別ですが・・・
いずれにしても、「1000時間ヒアリングマラソン」を貫徹できた人は、英語の実力が格段に上がり、「やってよかった!」という感想を持つと思います。
この記事が、英語を生かして人生をより豊かにするためのお役に立てばうれしいです。