ジブリ映画で楽しく英語を学ぼう! 宮崎駿監督作品オススメ3選

© 1986 Studio Ghibli

英語上達のために最も重要なこと、それは「続けること」です。

「継続は力なり」は、英語学習にも当てはまります。

そのためには、毎日楽しんで、続けられる教材を見つけることが必要になります。

あなたがジブリファンなら、ジブリ映画は最高の英語教材になりますよ。

日本語で観たことがあれば、すでに内容を知っているので、英語がわからなくてもあまりストレスを感じないでしょう。

また、好きな映画なら、楽しみながら続けることができますよね。

ジブリ映画を観たことがない人でも、日本人にとってわかりやすい要素が多いので、英語で映画を観るトレーニングをするのに適しています。

英語を身につけるためには、時間がかかります。

逆に言えば、時間をかけて適切な方法で学習すれば、誰でも英語ができるようになります。

その適切な学習方法とは、「Comprehensible Input(理解可能なインプット)=やさしく、たくさん」です。

「やさしく、たくさん」楽しく英語を学び続けられるように、今回は、ジブリ映画の中でも英語学習にオススメの宮崎駿監督作品を3つ厳選して紹介します。

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ジブリ映画が英語学習にオススメな理由

なぜジブリ映画を使った英語学習をオススメするのか?

英語上達をめざすなら、ジブリ映画で英語学習するのがオススメです。

主な理由は、次の3つです。

英語発音の訛りがない

ジブリ映画の登場人物は、主にアメリカ英語を話します。

日本の学校で学ぶ英語は、基本的にアメリカ英語です。

そのため、ジブリ映画は発音にさまざまな訛りのある映画よりも、英語が聞き取りやすいです。

② スラングなどの英語表現が少ない

スラングが少なく、汚い言葉も出てきません。

ジブリ映画の会話は丁寧でフォーマルな表現が多く、文法的に省略された言い方も少ないです。

そのため、日本人にとっては理解しやすいです。

③ 背景となる文化や慣習に馴染みがある

ジブリ映画は日本で制作されているので、日本の文化や慣習を背景として描かれるシーンも多いです。

物語の背景知識を持っている日本人は、英語で映画を観たときも、違和感なく内容を理解できます。

なぜジブリ映画は英語学習に最適なのか?

「ジブリは日本の作品なのに、英語学習に使えるの?」と疑問に思った人がいるかもしれませんね。

ジブリ映画は、世界的に人気が高いので、英語吹き替え版があるんです。

日本のAmazonでも、北米版のジブリ映画を購入することができます。

日本国内で販売されているブルーレイやDVDでも、英語音声が収録されている作品もあるんですよ。

しかも、次のような特徴を持っているので、映画を使った英語学習に最適です。

特に、初級~中級の英語学習者が映画を使って英語を学ぶのに適しています。

① 使われている単語や表現が簡単でわかりやすい

ジブリ映画は、子供でも楽しめるように簡単な日本語が使われていますよね。

それが英語に吹き替えられているので、比較的簡単な英単語や英語表現ばかり出てきます。

大人向けの海外ドラマや映画と比較して、大人にも子どもにも非ネイティブにとってもわかりやすい英語が使われているので、初級~中級向けの映画としてぴったりなんです。

② 発音が明瞭かつ話し方がゆっくりで聞き取りやすい

これはディズニー映画などにも共通しますが、アニメは声優さんが台本を読んでいます。

そのため、発音がきれいで、話すスピードもゆっくりなので、セリフがとても聞き取りやすくなっています。

③ 日常会話に使える英語が満載

作品にもよりますが、ほとんどのジブリ映画では日常生活で使用するような会話が数多く登場します。

そのため、どのジブリ映画で英語学習しても、日常会話ですぐに活かせるような英語フレーズを学ぶことができます。

英語学習にオススメのジブリ映画 宮崎駿監督作品3選

ここからはジブリ映画の中でも、英語学習にオススメの宮崎駿監督作品を3つ紹介します。

選考基準は、初級の英語学習者が「英語学習の教材として使えるか?」です。

具体的な評価項目は、以下の3つ。

  1. 使われている英語がやさしくて、発音が聞き取りやすいか
  2. 日常的に使える英語かどうか
  3. 大人も子どもも楽しめる、何度見ても面白いストーリーか

英語の難易度や内容の理解しやすさの観点から、これから紹介する順番で観ることをオススメします。

もちろん、ある程度力のある人は、お好きな順番でご自由にご覧ください!

となりのトトロ=My neighbour Totoro

© 1988 Studio Ghibli

まず1本目に英語で観るジブリ映画としてオススメなのは、「となりのトトロ」です。

英語のタイトルは、”My neighbour Totoro”

neighbour は「隣人」「隣りの」という意味です。

日本語とほぼそのままのタイトルですね。

© 1988 Studio Ghibli

【あらすじ】
小学六年生のサツキと四歳のメイは仲良し姉妹。
病気で療養しているお母さんのために、お父さんと一緒に、田舎の家に引っ越してきました。
そこで二人は、森の中に住んでいる変わったいきものトトロやネコバスに出会い、不思議な体験をします。
なんだか懐かしい田舎の風景や自然に囲まれた生活は、サツキとメイにとって、都会では得られない貴重な経験になっていきます。

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「となりのトトロ」は、子どものセリフがメインなので英語がやさしい!

英語のレベルは、ジブリ映画の中で、一番簡単です。

中学レベルのやさしい言葉で、英文が組み立てられています。

日本では日常的に使うけど英語では馴染みのない言葉、たとえば「acorn(どんぐり)」「haunted house(お化け屋敷)」などの英単語の意味は、この映画を観たら一発で覚えられますよ。

内容に飽きがこないので、繰り返し視聴できることもオススメのポイントですね。

なによりも「となりのトトロ」を1本目に選んだ理由は、英文法や英単語のやさしさだけでなく、誰からも愛されるシンプルで楽しいアニメだからです。

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魔女の宅急便=Kiki’s Delivery Service

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

2本目に英語で観るジブリ映画としてオススメなのは、「魔女の宅急便」です。

英語のタイトルは、“Kiki’s Delivery Service”。

直訳すると「キキの宅配サービス」なので、魔女を主人公の名前に変えたタイトルになっています。

「魔女」を意味する”witch”という言葉には邪悪なイメージがあるので、英語のタイトルでは使われなかったらしいですよ。

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【あらすじ】
魔法使いの女の子キキは13歳。
一人前の魔女になるために、黒猫のジジをお供にして1年間の修行に旅立ちます。
修行の地に選んだのは、海辺の町コリコ。そこで、キキはホウキに乗って空を飛ぶ魔法の力を活かして「宅配サービス」の仕事を始めます。
パン屋のおソノさん、女子学生のウルスラ、いつか空を飛ぶことを夢見る少年トンボたちと出会い、町での生活にも少しずつ慣れていきます。
ところが、ある日、空を飛ぶ能力が弱まってしまいます。
はたしてキキは、一人前の魔女になることができるのでしょうか?

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

舞台となる海辺の町コリコの風景は、ヨーロッパの街並みがモデルになっています。

異国の雰囲気が溢れているので英語との相性も良く、ジブリ映画の中で、最も英語が似合う作品になっています。

13歳の主人公キキの英語はセリフも覚えやすく、家族や友人たちとの会話などを通して、日常生活の言葉を英語で聞けるのがポイントです。

「魔女の宅急便」の英語音声で使われている英単語数は約1,200語。中学英語の必修単語数とほぼ同じです。

つまり、中学英語を知っていれば、ほとんど理解できるレベルです。

思ったより高いハードルではありませんよね。

また、中学校では習わない馴染みの薄い単語、たとえば「broom(ほうき)」「stuffed(ぬいぐるみの)」「blimp(小型飛行船)」「dirigible(飛行船)」なども、映像を見れば意味がわかるものが多いです。

日常生活でもよく使われる定番の表現、たとえば「be supposed to(~することになっている)」「upset(動揺)」や「gonna=going toの省略形」「wanna=want toの省略形」など口語の短縮形表現が出てきますが、これらは慣れると聞き取れるようになります。

専門用語もほぼ出てきません。

そうとわかれば、なんだか「やってみよう!」という勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

「魔女の宅急便」は、まさに英語で映画を観るための入門編と言えますね。

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天空の城ラピュタ=Castle in the Sky

© 1986 Studio Ghibli

3本目に英語で観るジブリ映画としてオススメなのは、「天空の城ラピュタ」です。

英語のタイトルは、“Castle in the Sky”。

日本語タイトルと英語タイトルが変わることは多いですが、英語では「ラピュタ」がなくなっていますね。

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【あらすじ】
ある日、見習い機械工のパズーは、空から落ちてきた少女シータと出会います。
彼女は、青く光る石のペンダントを身につけていました。
シータは、空に浮かぶ伝説の島ラピュタの王位継承者で、そのペンダントは、空に浮かぶ力を持つ「飛行石」だったのです。
バズーは、ラピュタを探している国防軍に捕まってしまったシータを救い出すために、空中海賊ドーラと協力して戦います。
はたしてバズーは、国防軍の手からシータを救い出すことができるのでしょうか?
そして、伝説の島ラピュタは実在するのでしょうか?

© 1986 Studio Ghibli

アドベンチャー要素のあるアニメ映画なので、前の2作品に比べると英語の難易度は若干上がります。

でも、ハラハラ、ドキドキの冒険活劇で、冒頭のシーンからテンポ良くストーリーが展開するので、夢中になって観ること間違いなし!

実は、映画の好みで言えば、この「天空の城ラピュタ」が、私にとって不動のジブリ映画No.1です。

ぶっちゃけ、英語学習を抜きにしても、ぜひ観て欲しい映画としてオススメします。

※日本版のブルーレイには英語字幕はありますが、英語音声が入っていないようなので、北米版のリンクを貼っておきます。

※ブルーレイは、国内のブルーレイデッキで視聴可能です。
※DVDはリージョンコードが【1】です。 リージョンコードフリーのDVDデッキなど対応機種でなければ視聴できませんのでご注意ください。

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ジブリ映画を使った具体的な英語学習方法

ジブリ映画を使った4ステップ英語学習法

英語学習に最適なジブリ映画がわかったところで、それを使ってどのようにして学習すればよいか気になりますよね。

そこで、ジブリ映画を使った4ステップ英語学習法を紹介します。

ステップ① 英語音声&字幕なし

まずは腕試しとして、英語音声のみで視聴して自分の英語能力を確認してみましょう。

ジブリ映画なら、初心者でも意外と聞き取ることができると思いますよ。

あまり聞き取れなくても気にしなくて大丈夫!

ステップ②~④までのプロセスを経て、着実に聞き取れるようになりますから。

それでも聞き取れなくて辛いと感じる人は、さっさとステップ②に進んじゃってOKです。

ステップ②の代わり、またはステップ②の前に日本語音声で観ても問題ありません。

英語を学ぶ唯一の方法は、「Comprehensible Input(理解可能なインプット)=やさしく、たくさん」です。

まずは、内容を理解するために日本語で観て、内容を把握してから英語学習しましょう。

4ステップ英語学習法も「こうしなければならない」ということではありませんから、無理せず柔軟に考えてくださいね。

5ステップになっても、6ステップになっても気にしないでいいので、自分のペースで、自分なりのやり方で工夫してみてください。

逆もしかりで、観たことのあるジブリ映画なら内容はほとんど理解できていると思うので日本語を使う必要はありません。

ステップ②を飛ばして、ステップ③に進んでもらっていいですよ。

ステップ② 英語音声&日本語字幕

このステップでは、純粋にストーリーを楽しみながら、内容を理解してもらえればOK。

ステップ③ 英語音声&英語字幕

英語音声と英語字幕で観て、英語で何と言っているか確認しましょう。

ステップ④ 英語音声&字幕なし

再度、英語音声のみで観てみましょう。


ステップ①で理解度が50%以下だった人も、理解度が格段に上がったのではないでしょうか?

まだ理解度が低いなぁ~と感じた人は、ステップ③→ステップ④を何度か繰り返してみてください。

ジブリ映画のよい点は、印象に残ったシーンなどを何度も繰り返し観ても飽きないし、ストレスが少ないから継続しやすいところです。

普通の英会話教材で用意されたシーンを繰り返すのと違い、自分で好きな場面を選んでいいので、集中力を持続しやすいというメリットもあります。

だから、ジブリ作品は映画を使った英語学習に最適なんですよね。

繰り返し観ているうちに、英語の発音やスピード、リズムなどに慣れてくるので、英語が遅く聞こえたり、一語一語がクリアに聞こえるようになっていきます。

1〜2回でも効果を実感できますが、数回繰り返すうちに、自分でも驚くほど英語力が伸びている感覚を味わえるようになりますよ。

ジブリ映画を使ったスピーキング力アップ法

4ステップ英語学習法で、リーディングとリスニングの基礎力を付けることができます。

それに加えて、スピーキング力を高めることができれば一石二鳥ですよね。

そこで、さらに一歩進んで、スピーキング力もつけたい人のための英語学習法を紹介します。

ジブリ映画を使ってスピーキングも上達させる方法、それはシャドーイングです。

自分のお気に入りのシーンを使って、シャドーイングしましょう。

特に、次のような場面の会話を選ぶとよいと思います。

  • 日常会話で使えそうなセリフ
  • 印象的なシーンの感動したセリフ

シャドーイングで英語の発音やイントネーションを鍛えることができるので、スピーキング力の向上につながります。

シャドーイングするときは、そのキャラクターになりきって真似しましょう。

お気に入りの登場人物を決めて、そのキャラのセリフを完コピすることをおすすめします。

日常会話や心に響く英語のフレーズを感情込めて言えるようになりますよ。

登場人物の気持ちになりきって、お気に入りのセリフを少しずつ覚えていく方法なら、無味乾燥な英文法の例文をひたすら暗記するような英語教材とは違い、まったく苦にならないのではないでしょうか。

英語のスピーキングでは、覚えていない言葉は絶対に話せません。

「英語脳」とは、「日本語⇒英語に訳して考えるのではなく、英語で直接考えること」です。

英単語や英語のフレーズを何度も聴いて蓄積し、何度も発声練習した結果として、言いたいことがスラスラと英語で口から出てくることを意味しています。

ジブリ映画に出てきた英文を繰り返し観て覚えれば、日常会話でそのまま使えますね。

まとめ~ジブリ映画を英語で楽しもう!

英語は楽しみながら学習することができます。

映画を使って楽しく英語学習できるとすれば最高ですよね。

英語で観る入門映画として、ジブリ作品は最適です。

ジブリ映画で英語学習するメリット

1.何度観ても飽きない、好きなアニメを英語で観て学習できる。

自分の好きなジブリ映画で英語学習できるので、モチベーションをキープしやすくなりますよね。

なにより、楽しいので長続きします。

2.お気に入りのセリフを英語で覚えれば、実際の英会話で使える。

自分の好きなシーンのセリフは何度見ても飽きないし、何より英語で理解できるようになりたいという気持ちになりますよ。

英語は、楽しんで学んだほうが長続きするし、着実に身につきます。

受験英語を頑張って勉強しても、話したり、聞くことができない人は多いですよね。

その結果、英語嫌いになってしまう人がいるとすれば、とても残念です。

でも、やり方を工夫すれば、アニメや海外ドラマ、映画を英語で楽しむことはそれほど難しくありません。

中学英語でジブリ映画の内容を理解できるなんて、思ったより簡単にできそうな気がしませんか?

今回の記事を参考にして、ぜひジブリ映画で楽しく英語を学んでくださいね。

【この記事をわかりやすいYouTube動画にしました。】

ジブリ映画で楽しく英語を学ぼう! 宮崎駿監督作品オススメ3選