
「ディズニー」や「ピクサー」と並んで、映画を使った英語学習入門におすすめなのが「スタジオジブリ」の作品です。
宮崎駿監督の作品はもちろん、他の監督作品も「スタジオジブリ」のアニメ映画は世界的に評価が高いです。
そのため、ほとんどのスタジオジブリ作品は英語版が製作されて、海外でも上映されています。
残念ながら、スタジオジブリ映画はいまのところ動画配信サービスでは観ることができません。
観れたとしても、国内向けだと当然日本語音声ということになります。
したがって、スタジオジブリ映画を「英語音声」や「英語字幕」で観るには、ブルーレイやDVDを利用することになります。
海外版をインポートする方法もありますが、ほとんどの作品は国内版でも「英語音声」や「英語字幕」で視聴することが可能です。
そこで、この記事では「英語音声」や「英語字幕」で観ることのできるスタジオジブリ・宮崎駿監督の作品のブルーレイ/DVDを紹介します。
「英語音声+日本語字幕」→「英語音声+英語字幕」→「英語音声+字幕なし」の3ステップで、スタジオジブリ・宮崎駿監督のアニメ映画を楽しみながら、英語力を伸ばしましょう!
《この記事の主な対象》
- スタジオジブリ映画を英語で楽しみたい人
- 宮崎駿監督の作品を英語で楽しみたい人
- 映画を使って楽しく英語を学びたい人
スタジオジブリ・宮崎駿監督作品
宮崎駿監督が直接監督した長編映画は、実は11本しかありません。
あれだけの世界的な名声と評価を得ているのに、意外と本数が少ないですよね。
私は、もちろんすべての作品を観ています。
やはりそれぞれの作品の独創性や世界観、クオリティの高さが文句なく素晴らしいです。
それだけの作品を創るには、構想段階から完成まで相当の時間と労力がかかっているということですね。
「ジブリがいっぱいコレクション」のブルーレイ/DVDでもすべて英語字幕を利用できます。
一部英語音声が利用できないものがあるので、その場合はインポート版も併せて紹介します。
ルパン三世 カリオストロの城/LUPIN THE 3RD: THE CASTLE OF CAGLIOSTRO
●『ルパン三世 カリオストロの城』1979年製作
宮崎駿監督の劇場初監督作品です。英語のタイトルは、「LUPIN THE 3RD: THE CASTLE OF CAGLIOSTRO」。直訳ですね。
個人的には、「ルパン三世」の長編映画の中では一番好きな作品です。
スタジオジブリ・宮崎駿監督の作品の中でもベスト3に入りますね。
残念ながら、「ジブリがいっぱいコレクション」のブルーレイ/DVDは、英語音声はなく、英語字幕のみ利用可能です。
インポート版では、英語音声、英語字幕とも利用可能です。
私は、ラストシーンで銭形警部がヒロイン・クラリスに言った名セリフが大好きです。
あの名言が英語では何と言われているのか、ぜひチェックしてください。
ルパン三世 カリオストロの城 / LUPIN THE 3RD: THE CASTLE OF CAGLIOSTRO[Blu-ray][Import]
風の谷のナウシカ/Nausicaa of the valley of the wind
●『風の谷のナウシカ』1984年製作
宮崎駿監督の長編映画第2作目です。英語のタイトルは、「Nausicaa of the valley of the wind」。これも直訳ですね。
宮崎駿監督の知名度と評価を一挙に高めた名作中の名作で、ファンの間でとても人気の高い作品です。
宮崎駿監督が「アニメージュ」に連載していた同名漫画を原作としています。
まさに、宮崎ワールドの原点と言える作品です。
天空の城ラピュタ/Castle in the Sky
●『天空の城ラピュタ』1986年製作
宮崎駿監督の長編映画第3作目です。英語のタイトルは、「Castle in the Sky」。「ラピュタ」は出てきませんね。
個人的には、スタジオジブリ・宮崎駿監督の長編映画の中で、ダントツ1位で大好きな作品です!
この記事のイメージ画像に使った写真を見て「あっ、竜の巣だっ!」とピンときた人は、私と同じく「天空の城ラピュタ」の相当なファンですね(笑)
「ジブリがいっぱいコレクション」のブルーレイ/DVDは、本編では英語字幕のみ利用できます。
また、特典映像として北米版の本編が収録されています。
英語音声は、そちらで聴くことができます。ただし、日本語字幕になります。
インポート版では、英語音声、英語字幕とも同時に利用可能です。
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となりのトトロ/My Neighbor Totoro
●『となりのトトロ』1988年製作
宮崎駿監督の長編映画第4作目です。英語のタイトルは、「My Neighbor Totoro」。
ジブリ・宮崎駿監督の代名詞とも言えるとても人気の高い作品です。
英語もわかりやすいので、英語で映画を観る最初の作品としてもおすすめです。
魔女の宅急便/Kiki’s Delivery Service
●『魔女の宅急便』1989年製作
宮崎駿監督の長編映画第5作目です。
英語のタイトルは、「Kiki’s Delivery Service」。原題の魔女が主人公の名前キキに変わっていますね。
原作は、角野栄子の児童文学「魔女の宅急便」です。
この映画も私の好きな作品の一つです。
クライマックスのシーンでは、思わず「キキ頑張れ!」と応援したくなります。
主題歌(エンディング)には、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」が使われていますが、この曲も大好きです。
紅の豚/Porco Rosso
●『紅の豚』1992年製作
宮崎駿監督の長編映画第6作目。
英語のタイトルは、「Porco Rosso」です。
ポルコ・ロッソは、主人公のニックネーム。イタリア語で「紅い豚」という意味があります。
宮崎駿監督が、珍しく大人のためのアニメとして製作した映画です。
「飛ばねぇ豚はただの豚だ」というキャッチコピーが印象的でした。
もののけ姫/Princess Mononoke
●『もののけ姫』1997年製作
「もののけ姫」は、宮崎駿監督の長編映画7作目です。
英語のタイトルは、「Princess Mononoke」。そのまんまですね。
この映画も公開当時、社会現象になるほど大ヒットしました。
テーマやストーリーは難解なので、一度観ただけではよく理解できないところがあります。
いきなり英語で観るにはちょっと難易度が高いので、何度か日本語で観て内容を理解してから英語で観るほうがよいと思います。
千と千尋の神隠し/Spirited Away
●『千と千尋の神隠し』2001年製作
宮崎駿監督の長編映画第8作目。
英語のタイトル「Spirited Away」は、神隠しを意味しています。
日本歴代興行収入1位の映画です。
アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した、世界で最も知名度・評価とも高い宮崎駿監督作品といえますね。
ハウルの動く城/Howl’s Moving Castle
●『ハウルの動く城』2004年製作
宮崎駿監督の長編映画第9作目。
英語のタイトルは、「Howl’s Moving Castle」です。これも直訳。
原作は、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔法使いハウルと火の悪魔(原題:Howl’s Moving Castle」)です。
とはいえ、原作とは展開が全く違います。
原作も英語で読んで、映画と比べてみるのもよい英語学習になりますよ。
崖の上のポニョ/Ponyo
●『崖の上のポニョ』2008年製作
宮崎駿監督の長編映画10作目。
英語のタイトルは「Ponyo」です。
「ポ〜ニョポ〜ニョポニョ」というフレーズが印象的な主題歌も大ヒットしました。
アンデルセンの童話「人魚姫」がポニョのルーツになっていますが、登場人物やストーリーには直接関係ありません。
「ジブリがいっぱいコレクション」のブルーレイ/DVDの本編は英語字幕のみです。
特典映像として「北米版」の本編が収録されています。
英語音声は、こちらで聴くことができます。ただし、日本語字幕です。
風立ちぬ/The Wind Rises
●『風立ちぬ』2013年製作
宮崎駿監督の長編映画第11作目。
英語のタイトルは「The Wind Rises」。
原作は、宮崎駿監督が雑誌に連載した漫画「風立ちぬ」で、堀辰雄の小説からも着想を得ています。
主人公は、実在の航空技術者 堀越二郎をモデルにしています。
「風立ちぬ」を最後に、宮崎駿監督は長編アニメ製作からの引退を表明しました。
しかし、その後、引退を撤回。
現在、新作「君たちはどう生きるか」の製作に取り掛かっています。
公開時期はまだ未定ですが、宮崎駿監督お得意の冒険活劇ファンタジーになるそうなので、今から楽しみですね!
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