多読でTOEIC800点、英検準1級合格まで英語力を伸ばす学習法

《この記事の対象》

  • 英語の多読に興味がある人
  • 英語の多読をどうやって始めたらよいか知りたい人
  • 英語のペーパーバックを読めるようになりたい人
  • 中学レベルからTOEIC 800点以上に英語力を伸ばしたい人
  • 中学レベルからやり直し英語を始めて英検準1級に合格できる英語力をつけたい人
スポンサーリンク

多読は英語力を伸ばす原動力

私は、中学レベルからやり直し英語を始めて、TOEIC 800〜900点、英検準1級合格レベルまで英語力を伸ばすことができました。

私が、ここまで英語力を伸ばすことができた一番の原動力は英語の多読です。

私にとって英語の多読は、勉強というよりは趣味です。

途中、中断した時期もありましたが、英語の多読を始めて10年以上になります。

自分の好きなことを楽しみながらやってきたからこそ、長く続けられたのだと思います。

そんな英語の多読の魅力を紹介します。

多読って何?

私が、英語の多読を始めたのは2003年です。

きっかけは、SSS式英語学習法との出会いでした。

SSS式英語学習法は、やさしい本から段階的に難易度を上げながら、たくさんの本を読んでいく英語の学習法です。

学習法といっても、楽しみながら自然と英語を学ぶという感じです。

SSS式英語学習法には、「多読三原則」というものがあります。

  1. 辞書を引かない
  2. わからないところはとばす
  3. つまらなくなったらやめる

いわば、楽しく読み続けるためのコツのようなものですね。

私は、今では好きな本を好きなように読んでいますが、多読を始めた頃はこの「多読三原則」をしっかり守っていました。

「守破離」という言葉があるように、最初は「原則」を守って型を身につけたほうが挫折しにくいと思います。

慣れてきたら、次第に型を破って、やがて型から離れて、自分の好きなやり方で多読を続けられるようになります。

めざせ100万語!

英語の多読、最初の目標が100万語です。

多読を始めてから100万語を達成するまでどれくらいの時間がかかるかは人によって違います。

参考までに、私は多読を開始してから99日目に100万語を通過しました。

英語が苦手だった私が、比較的速いペースで100万語を達成することができたのは、お勉強モードではなく、好きな本を楽しみながら読んだからだと思います。

100万語までに読んだ本は、Graded Readersや絵本、児童書など205冊でした。

英語の難易度は、SSS式英語学習法で設定しているレベル1〜3までの本を読みました。

100万語を達成した時点では、それほど英語力が上がったという実感はありませんでしたが、レベル3までの本であればあまりストレスを感じないで読むことができるようになりました。

また、わからない単語があっても気にせずに読み飛ばすことができるようになりました。

多読を続けていくうちに、日本語で本を読む時と同じように、英語でも泣いたり、笑ったり、怒ったり、哀しんだりという感覚を味わうことができるようになってきました。

そうなると、しだいに英語の本を読んでいるという意識が薄れてきて、純粋に読書自体を楽しむことができるようになります。

英語で書かれた本を夢中になって読めるようになると、さらに読みたい本がたくさんでき、早くあのレベルの本を読めるようになりたいという気持ちが高まりました。

英語多読の始め方

英語の多読を始めたいけど、最初に読む本は何がいいのかな?

どんな本をどうやって読んでいけばいいんだろう?

これから英語の多読を始めようと思っている人や現在100万語をめざしている人が悩むポイントだと思います。

どんな本をどのように読むかは人それぞれですが、私が多読を始めてから100万語を達成するまでの体験を踏まえて、どんな順番で、どんな本読んだらいいかを紹介します

どの本から読めばいいのか…その答えは、レベル0の本からです。レベル0は、使われている語彙が250語までの本です。

このレベルは、SSS英語学習法研究会が設定している読みやすさレベルに準拠しています。

多読入門におすすめの本は、『Oxford Reading Tree』シリーズです。

『Oxford Reading Tree』は、イギリスの小学校の教科書としても使われています。

人気のキッパーシリーズは、ステージ0〜ステージ9まで段階的にレベルを上げながら読み進めることができる絵本です。

レベル0からレベル1 (語彙500語まで)、レベル2(語彙800語まで)、レベル3(語彙1,300語まで)と徐々に読む本の難易度を上げていきます。

100万語までは、レベル3までの本を読むのがおすすめです。

レベル1でおすすめなのは、何と言っても『Frog and Toad』シリーズです。

Arnold Lobel作のガマ君とカエル君が主役のほのぼのとした物語です。挿絵も豊富で読みやすいです。

Graded Readersは、英語の難易度によってレベル分けされた英語学習者用の読み物です。

ペンギン・リーダーズ、オックスフォード・ブックワームス、ケンブリッジ・イングリッシュリーダーズ、マクミラン・リーダーズ、ラダーシリーズなどが有名です。

レベル1〜3のGraded Readersでは、Tim Vicaryの作品が特におすすめです。

ケンブリッジ・イングリッシュリーダーズの女性刑事Loganも人気があります。

レベル1〜3の児童書では、Louis Sacharの『Marvin Redpost』シリーズやRoald Dahl、Jacqueline Willson、Lois Lowryなどの作品がおすすめです。

We can work it out!