
「自分の英語力を生かしてキャリアアップしたい」と考えている人は多いと思います。
でも「何からどう手をつけたらいいのかわからない」、あるいは「転職はしたいけど失敗したくない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
人生の岐路に立ち、どちらの道を進めばよいのか思いあぐねている人もいるでしょう。
転職は、その後の人生を大きく変化させる可能性があるので不安もあると思います。
それらの悩みや不安を取り除き、見えない壁を乗り越えて、前向きに考え、行動できるようになるのは簡単なことではありません。
私自身、英語力を生かした転職活動を経験しています。実体験を通して、どんなことで悩み、苦労するのか、ということを理解しています。
大手グローバル企業のグループ会社の人事・採用責任者として、数多くの人材採用にも関わってきました。
そのため、採用する側が、応募者に何を期待し、どんな観点で評価して採否を決めるかを知っています。
また、キャリアコンサルタント(国家資格)として、コンサルティングや進路選択、キャリアデザインなどに関する研修、講演を行っています。
キャリアコンサルタントは、相談者のキャリアに関する悩みや不安を解消し、問題解決のために一歩前に踏み出すサポートをするのが役割です。
この記事では、これらの経験を踏まえて、「英語力を生かしたキャリアアップ、転職を成功させるための3つの秘訣」を紹介します。
《この記事の主な対象》
- 英語力を生かしてキャリアアップ、転職をしたい人
- 自分の「強み」「適性・適職」や「市場価値」を知りたい人
- 自分の「強み」を磨いて「市場価値」を高めたい人
自分の「強み」と「市場価値」を知る
「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」
孫氏の兵法にもあるように、自分の「強み」や「適性・適職」を知り、自分が市場(マーケットや業界)においてどの程度の価値があると認められるのかを把握することが、キャリアアップ、転職を成功させるための第一歩です。
適性検査・適職検査の特徴と利用上の注意点
自分の「強み」「適性・適職」や「市場価値」を知るためにはいろいろな方法がありますが、代表的なものとして「適性検査」や「適職検査」があります。
「適性検査」や「適職検査」は、心理学や統計学などの手法を用いて開発された自己分析や職業適性(自分に向いている職業)を探すための検査です。
最近では、インターネット上で、無料で利用できる「適性検査」や「適職検査」なども数多くあります。
もちろん、これらの検査を受けたら確実に自分の適性や適職が見つかるわけではありません。
しかし、「自分がどんな強みを持っているのか」「どんな職業に向いているのか」「どれくらいの収入が見込めるのか」などについてのおおよその目安や一つの判断材料になるので、受けておいて損はないでしょう。
ただし、こうした「適性検査」や「適職検査」を利用するときには、いくつか注意点があります。ここでは、特に重要な3点について説明します。
【注意点1】
インターネット上で「適性検査」や「適職検査」などで検索すると、数えきれないほどの結果が表示されます。
その中には、個人情報を盗んで悪用することを目的にしているものも存在します。
検査の提供者が不明なもの、サイトの運営者が怪しいものは絶対に利用しないでください。
この記事で紹介する「インターネット上で、無料で利用できる検査」は、大手や知名度の高い人材紹介会社が提供しているものだけに限定しています。
なぜなら、それらの会社はプライバシーマークを取得しているので、入手した個人情報を利用者に対する求人情報などの提供以外に使用することはないからです。
また、この記事で紹介している無料の検査は、後で料金を請求されるようなこともありません。
もしも、これ以外の無料と書かれている検査を利用したとき、後になって料金を請求されたら、詐欺などの可能性もありますので、すぐに専門家や警察に相談してください。
なお、この記事では、それぞれの公式サイトに直接アクセスできるリンクを貼っているので、検索結果から探すより安全だと思います。
【注意点2】
「適性検査」や「適職検査」は、人の内面をすべて数値化できるものではありません。
あくまで、あるモノサシを使ってある側面を測定し、その結果を見える形で表示したものです。
したがって、同じ人でも別のモノサシで、別の側面を測定すれば、別の結果が出ます。
受検者のキャリアや受検のタイミングによっても、結果が変わってきます。
「適性検査」や「適職検査」は、自己理解を深めるための参考にすることを目的としたものです。
検査結果を適正に読み取り、自分の性格や考え方の傾向、行動パターン、職業適性などを自己分析することが大切です。
検査結果だけをうのみにして決めるのではなく、ほかの情報やキャリアコンサルタントなど専門家のアドバイスも参考にして、総合的に判断しましょう。
【注意点3】
「適性検査」や「適職検査」は、受検者の置かれている状況や受検態度などによっても結果に差異が出てきます。
したがって、できるだけリラックスした状態で、ありのままに回答することが重要です。
体調が悪いとき、気分が落ち込んでいるとき、飲酒したときなどは、検査を受けないようにしてください。
手軽に利用できるので便利ですが、インターネット上の無料の「適性検査」や「適職検査」は、以上のような点に注意した上で利用してください。
インターネット上で無料で利用できる適性検査・転職検査
ここからは、人材紹介会社がインターネット上で提供している検査について紹介します。
私はキャリアコンサルタントなので、利用方法や機能などを理解するために様々な検査を受検しましたが、それぞれ利用方法、機能、特徴などに違いがあるので、ご自身に合うものを選んで利用してください。
ミイダスコンピテンシー診断
「ミイダスコンピテンシー診断」は、質問に答えるだけで、自分の持っている強み、向いている仕事、自分と相性の良い上司のタイプや部下のタイプなどが分かる適性テストです。
7万人以上の転職者データを基に、「自分と類似した人材(学歴、年齢、経験スキル等)の転職実績」や「自分が興味のある業界、職種には、どんな人材(学歴、年齢、経験スキル等)がどれくらいの年収で転職できたのか」を確認することができます。
「転職力」診断テスト
転職サイト「type」が約13万人分の会員のデータを分析して開発したテストです。
設問はすべて選択式なので、直感で選ぶことができます。所要時間は10分です。
検査結果からは、転職力の総合得点(100点満点)に加えて、テストを受けた人の中での順位や予想内定獲得社数、予想年収もわかります。
転職を成功させるために必要な6つの分野別に転職力を分析した詳しい解説を参考にして、自分の強み・弱みを整理することができます。

グッドポイント診断
リクルートの転職サイト「リクナビNEXT」が提供している検査です。
リクルートキャリアが持つ独自のノウハウを活かして開発された約30分でできる本格的な診断サービスです。
自分の強み(グッドポイント)を診断することができます。
転職タイプ診断
人材紹介会社インテリジェンスの転職サイトdodaが提供している検査です。
自分がどんなことを大切にするタイプかという「仕事探しの軸」と「いまの仕事の満足度」を3ステップで診断できます。所要時間は約7分です。

キャリアタイプ診断
こちらも人材紹介会社インテリジェンスの転職サイトdodaが提供している検査です。
「性格・気質傾向」「能力傾向」「行動基準」「自分に向いている仕事スタイル」「自分に向いている企業風土」を多角的に診断できます。設問は120問、所要時間は約10分です。
ジョブリシャス診断
転職サイト「マイナビ転職」と「ディグラム・ラボ」がコラボして期間限定で提供している検査です。
簡単な20の質問に答えるだけで、27のジョブタイプ別に自分の適職が探れます。
「基本的なシゴト性格」「シゴトでの強み・弱み」「ストレスを感じる一言」「本領発揮できる職種」など自分のタイプを診断することができます。

適性診断
転職サイト「マイナビ転職」が提供している検査です。
「パーソナル診断」と「バリュー診断」の2種類のテストを通じて、自分の行動傾向や価値観、仕事に対する適性、また企業から求められる基礎的能力を診断することができます。

ハローワークで利用できる適性検査
全国のハローワーク(職業相談や求人紹介を行う公的機関)でも無料の「適性検査」サービスを利用することができます。
ハローワークで無料で利用できるのは「GATB検査(一般職業適性検査)」という検査です。
「GATB検査(一般職業適性検査)」は、独立行政法人 労働政策研究・研修機構の適性検査システムです。
検査結果から、知的能力、運動能力、言語能力、数理能力、文章能力など9種類の適性が測定されます。
検査対象は、中学生~45歳程度までとなっています。
また、有料にはなりますが、ハローワークでは「キャリア・インサイト」という適性検査を受けることもできます。
「キャリア・インサイト」は、一般社団法人 雇用問題研究会による適性診断システムです。
パソコンを使ってガイダンスに従いながら検査を受けるので、自分の適性を即座に調べることができます。
「キャリア・インサイト」には、若い年代を対象とした「ECコース」と30歳代後半~60歳代までを対象とした「Mコース」があります。
基本的には、雇用問題研究会で検査セットを購入して自宅で検査を受けますが、ハローワーク内のシステムに「キャリア・インサイト」が導入されているところもあります。
購入金額は数千円なので、この種の適性検査の中ではリーズナブルです。
これらの適性検査については、それぞれのハローワークで申込方法や実施方法が違うので、興味のある人はお近くのハローワークに問い合わせしてみてください。
「強み」を磨いて「市場価値」を高める
英語を母国語としない日本においては、英語ができることによって、転職市場における競争優位性を獲得することができます。
第二外国語として英語を学ぶことは簡単ではないので、英語力を高めるのに苦労している人が多いからです。
外資系やグローバル企業の年収は、一般的な企業の平均年収より100~200万円程度高いという統計データもあります。
「英語力を生かしてキャリアアップしたい、転職したい」と考えている人は、すでにある程度の英語力を身に付けている場合が多いと思います。
そんな人は、これまで努力して身に付けた英語力を生かして、ぜひチャレンジしてください。
英語力を生かした転職に必要な英語のレベルはどれくらいかは、こちらの記事が参考になると思います。
【こちらの記事もおすすめ】
自分の市場価値が、現在すでに高かった人はそれにあぐらをかくのではなく、さらに「強み」となる武器を磨いてください。
なぜなら、企業は現在の英語力だけでなく、「その人が今後も努力を続けてさらに成長できるか、その人の強みを生かして自社で活躍できるか」という仕事に取り組む姿勢やポテンシャル(潜在能力)もみているからです。
現在の市場価値が思ったほど高くなかった人もあきらめることはありません。
私だって、数年前までTOEIC L&R 400点台だったのに、895点まで伸ばすことができたのですから、あなたにもできるはずです。
ところで、「英語力」は確かに武器の一つにはなるのですが、果たしてそれだけで十分なのでしょうか?
いいえ、実はそれだけでは不十分なのです。
通訳や翻訳家など英語のプロはもちろん、外資系やグローバル企業、東証1部上場などの大手企業などには、英語ができる人が山ほどいます。
英語ができて当たり前、英語を使って何ができるかを問われる世界なのです。
したがって、「英語力」に加えて、ほかにも最低1つ、できれば2つ以上、何か「強み」となるものをつくりましょう。
「英語力」×「●●力」という2つの強み、あるいは「英語力」×「●●力」×「●●力」という3つの強みを持てば、「ほかの人にはない強みを持った特別な存在=希少人材」となって、さらに市場価値を高めることができます。
「英語力」だけでみた場合、当然ながら上には上が大勢います。
しかし、「英語力」に加えて資格や免許を取得していたり、専門性の高い仕事の経験を積んでいれば、希少性が高まります。
つまり、「英語力」×「資格」×「専門性」を兼ね備えた人材の数は限られるので、それだけ市場価値も高くなります。
「希少人材」として認められれば、それだけ参入障壁の高い業界や企業で活躍できるチャンスを広げることが可能になるのです。
「英語力」を磨くための学習法については、このブログの別の記事でいろいろと取り上げているので、ここでは「英語力」に掛け合わせると相乗効果が高まるスキルや資格をいくつか例示します。
英語・語学系の「強み」をさらに磨く
すでに「英語力」を持っていれば、その延長線上で他の語学系のスキルや能力を身に付けることができるので親和性が高いといえます。
「英語力」×「児童英語」
小学校での英語必修化の影響で、小学校の英語教員や幼児・児童対象の英会話教室・スクールなどの需要が大幅に増えているので、市場としても拡大しています。
「英語力」×「翻訳」
英語のプロとして活躍したい人の憧れの職業の一つですね。でも、英語だけが得意でも翻訳家や実務翻訳者にはなれません。「翻訳」に必要な知識をしっかりと勉強する必要があります。
「英語力」×「通訳」
東京オリンピックや大阪万博を控え、通訳ができる人が不足しています。同時通訳はもちろん、通訳案内士の国家資格もあり、通訳ガイドとして活躍する道も人気が高まっています。
「英語力」×「日本語教師」
日本の人口減を受けて、労働力不足解消のために海外からの労働者の受け入れを促進する動きがあります。そのため、「日本語教師」に対する需要は、ますます高まると予測されています。
「英語力」×「多言語(マルチリンガル)」
グローバル化の進展に伴い「英語」が事実上の世界共通言語になっているとはいえ、世界中の国々にはそれぞれの言語があります。
特に、中国経済の発展や世界への影響力の増大を考えると「英語」と「中国語」の両方ができると希少人材として相当な競争力を確立できることになります。
英語以外の分野の「強み」をつくる
自分の専門分野で「英語力」を生かす、という方向性での「強み」の強化です。
これは、「英語力」を持っている人が新たな専門分野を勉強するというケースも、すでに専門分野で活躍している人が「英語力」を身に付けて希少価値を高めるというケースでも当てはまります。
「英語力」×「専門分野の知識・スキル」を磨くために利用できるのが、世界最大級のオンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」です。
米国シリコンバレー発祥の「Udemy(ユーデミー)」 は、ひと言でいえば、学びたい人と教えたい人をつなぐオンライン学習のためのマーケットプレイス(市場)です。
2010年の設立以来、日本を含む世界中で2,000万人の生徒が英語に加え、プログラミングからマーケティング、ビジネススキルに至るまでさまざまなコースを受講しています。
実績のある講師陣が教える6万5千以上の種類の講座は、オンデマンドで、いつでもどのデバイスからでも自分のペースで学ぶことができます。
「Udemy(ユーデミー)」 は、次のような人に特におすすめです。
◆「Udemy(ユーデミー)」 の主な対象◆
・自ら学び続けたいという意欲のある人
・転職、会社でのキャリアアップに前向きな人
・テクノロジー、ビジネスに関するスキルアップに関心が高い人
・仕事に関連して、スキル獲得や資格取得が必須な人
・手に職をつけるために自己投資を検討している人
・新しい趣味を始めたばかりで上達したい人
・忙しくまとまった時間がとれなくても学習の意欲がある人


「英語力」×「IT・WEBマーケティング」
これからの時代の趨勢を考えると、ある意味「英語力」×「IT・WEBマーケティング」は最強の組み合わせだと思います。
私も、現在、個人的に最も強化したいと考えている分野です。
ITやWEBマーケティングの世界は、アメリカ(現在では中国も)が最先端を進んでいるので、数年遅れの状況にある日本において、英語力を駆使して最新情報を収集し、数歩先をいく知識やスキルを身に付けることで、かなり高い付加価値をつくることが可能になります。
「英語力」×「エンジニア」
実は、理系こそ「英語力」が重要です。「理系だから英語は苦手」という言い訳は通用しない時代になっています。
メーカー系や技術開発系の企業も海外拠点や海外工場を設置しているので、海外出張や海外勤務は当たり前の状況です。
また、国際会議でも英語でのプレゼンテーション、ディスカッションは必須です。
「英語力」×「MBA」
マネジメント、マーケティング、ブランディングなど、ビジネスの世界において企業経営やエグゼクティブに必要な高度な知識・理論を身に付けるためにMBAで学ぶ人は多いです。
ソフトバンクの孫さん、楽天の三木谷さんをはじめ、日本を代表する多くの経営者が海外のMBAで学んでいます。
近年では、MBAを取得できる日本の大学院や日本国内でMBAを取得できる海外の大学院も数多く設置されています。
「英語力」×「会計」
「英語力」と「会計」の知識・スキルを生かせる資格としては、「米国公認会計士」があります。
「Atsueigo」で有名なAtsuさんも、「米国公認会計士」の資格を取得して、オーストラリアの世界4大会計事務所の一つで活躍されています。
Atsuさんは、「英語力」と「会計」を掛け合わせた「強み」を生かしてキャリアアップしたお手本のような存在ですね。
Atsuさんに憧れて、Atsuさんのようになりたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
私もAtsuさんと直接お会いしてお話したことがありますが、とても気配りをされる素敵な方でした。本当に凄い方だと尊敬しています。
「強み」を生かせる「マーケット」を見つける
自分の「強み」や「市場価値」を知り、「強み」を磨いて「市場価値」を高めたら(あるいは高めながら)、次はその「強み」を生かして活躍できる「マーケット」を見つける番です。
そのときに役に立つのが「転職サイト」や「転職エージェント」です。
特に、英語を使う仕事や外資系、グローバル企業への転職を検討するときに頼りになるのが「転職エージェント」です。
ひと言でいうと、「転職エージェント」は、転職をサポートしてくれる代理人です。
「転職エージェント」を利用するには、まずはウェブサイトから転職条件など必要事項を登録します。
その後の流れとしては、多くの場合、最初にキャリアアドバイザーと面談することになります。
面談では、主に転職に当たっての希望や条件を確認されますので、転職アドバイザーに自分の希望や条件を明確に伝え、しっかり理解してもらいましょう。
その後、キャリアアドバイザーが希望や条件に当てはまる求人情報を探して、良い案件(仕事や企業)があれば提示してくれます。
その中に興味がある企業があれば、より詳しい情報を確認し、応募に当たってのアドバイスや採用面接の日程調整などをしてもらうことができます。
求人への応募以降も、年収交渉など企業側との採用条件の折衝をお願いすることができます。
「転職エージェント」は、転職が成立した場合、求人側の企業から紹介料を受け取る成功報酬型です。
そのため、転職希望者は「転職エージェント」からすべてのサービスを無料で受けることができます。
「転職エージェント」には、幅広い分野や業種の求人を取り扱う総合型と英語を使う仕事や外資系、グローバル企業などの求人を専門に紹介する特化型があります。
この記事では、英語を使う仕事や外資系、グローバル企業に強い転職エージェントを選ぶ際に抑えておくべき以下の3つのポイントを兼ね備えたおすすめの4社を紹介します。
- 英語を使う仕事や外資系、グローバル企業の求人数が多いこと
- 英語を使う仕事や外資系、グローバル企業の転職実績が豊富なこと
- サポート体制がしっかりしていて信頼できること
【総合型転職エージェント】
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、転職成功実績が業界トップの転職エージェントです。
外資系やグローバル企業などの求人数は、特化型の転職エージェントより少ないですが、全国に17拠点を展開しているので、エリアに関係なく、地方でもサポートを受けられます。
業界NO1だけに、サポート体制もしっかりしており、安心して利用できます。
【特化型転職エージェント】
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、ハイクラス、エグゼクティブ、外資、海外事業、専門職の転職支援サービスを専門としている転職エージェントです。
英国で設立され、現在は日本、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、中国、韓国、香港、ベトナム、インド、英国で事業を展開しています。
日本国内でも東証1部に上場しており、業界3位に位置しています。
世界10カ国に広がるネットワークを活用して、日本にいながら海外の転職情報を入手できるため、多数のグローバルな転職実績があります。
特長としては、年収500万円以上のミドル〜ハイクラスを中心とした外資系企業の求人が多く、転職者の約70%超が35歳以上になっているのが強みです。
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズは、JACリクルートメントと同じく、英国で設立されたグローバルな転職エージェントです。
世界28カ国に拠点があり、世界の主要都市にオフィスを構えています。
日本では「英語を活かせる求人」だけを取り扱っており、「グローバル人材に特化した人材紹介会社」という、ほかの転職エージェントとは一線を画した存在になっています。
「グロース・カンパニー・オブ・ザ・イヤー2018」を受賞し、日本国内で最も成長の著しい人材サービス企業として認められました。
ラグビー日本代表のオフィシャルスポンサーにもなっているので知名度も上がってきており、近年勢いのある転職エージェントとして注目されています。
特長は、何と言っても外資系やグローバル企業の求人数が圧倒的に多いことです。
世界有数のグローバル企業をはじめ、ベンチャー企業や中小企業に至るまで、幅広い企業の求人を取り扱っています。
ロバート・ウォルターズにしかない独自の求人が多いのも魅力です。
専門分野は製造業、IT、金融、小売、ヘルスケア、自動車、エネルギー、化学、オンライン、サプライチェーンなど多岐に渡っています。
コンサルタントは全員バイリンガルで、業界に特化した専門コンサルタントがチーム体制で手厚くサポートしているので利用者の満足度も高いです。
公式サイト「ロバート・ウォルターズ」 無料キャリア相談
【ヘッドハンティング型転職サイト】
ビズリーチ
転職エージェントではありませんが、ビズリーチは転職サイトの中でもひときわユニークな「ヘッドハンティング型」なので紹介します。
ヘッドハンティング型は、登録された転職希望者の情報をみて、求人側の企業や転職エージェントのヘッドハンターがスカウトする転職サービスです。
年収500万円以上の求人が中心になっている管理職向けの転職サイトで、年収1,000万円以上のハイキャリア求人も多いが特徴です。

英語を使う仕事や外資系、グローバル企業に強いおすすめの転職サイト&転職エージェントについては、こちらの記事も参考になると思います。
【こちらの記事もおすすめ】
キャリアコンサルタントからのワンポイントアドバイス
この記事では、 「英語力を生かしたキャリアアップ、転職を成功させるための3つの秘訣」 を紹介しました。
転職は、人生にとっての岐路となり、その後の人生に大きな変化をもたらす可能性があります。
影響が大きいだけに不安もあるでしょう。
そんなときは、一人で悩まず、信頼できるキャリアコンサルタントに相談してください。
キャリアコンサルタントは、国家資格を取得したキャリアに関する専門家です。
一般の人では知り得ない業界や企業に関する情報を豊富に持っています。
そして、何よりも相談者の話しを親身になって聞き、相談者の気持ちに寄り添いながら、悩みや不安を解消し、問題を解決できるようにサポートしてくれます。
私もキャリアコンサルタントの一人として、相談者から信頼される存在でありたいと願っています。
この記事が、英語力を生かして人生をより豊かにするためのお役に立てれば嬉しいです。