
《この記事の対象》
- 英検準1級合格をめざしている人
- 英語力を伸ばすための効果的な学習方法やおすすめの教材を知りたい人
難関英検準1級合格を独学でめざす旅路は、長くて厳しい道のりになるかもしれません。
ときには、旅(English Journey)をやめたくなる時があるでしょう。
そんな時に頼りになるのが旅の仲間です。
一足お先に、英検準1級合格への旅を無事に終えた私ビルボが、信頼できる旅の仲間を紹介します。
私が、中学レベルのやり直し英語から始めて、英検準1級に合格するまでの旅路を支えてくれた頼りになる相棒たちです。
旅の指導者『英検準1級 100時間大特訓』
『英検準1級 100時間大特訓』は、ロード・オブ・ザ・リングの旅の仲間に例えると、旅の指導者であり、知恵袋ともいえる灰色のガンダルフです。
イッチーこと植田一三先生のこの著書は、英検準1級合格への道標を示してくれます。
試験問題の傾向と対策、具体的な勉強方法や教材、問題の解き方など、英検準1級合格に必要な知識とテクニックが詳細に解説されています。
私が英検準1級の一次試験に一発合格できたのは、この本のおかげと言っても過言ではありません。
特に、ライティングに関してはこの中で紹介されている論文の書き方の雛形やよく使う表現を何度も繰り返して書いて覚えたことで、合格基準点を大きく上回ることができました。
ライティングで90%を超える得点率を獲得することができたのが勝因です。
魔法使いガンダルフではありませんが、まさにイッチーマジックですね。
王の継承者『過去問』
旺文社が出している『英検準1級 過去6回全問題集』と『英検準1級 過去6回全問題集CD』は、ロード・オブ・ザ・リングの旅の一行に例えるなら王の継承者アラゴルンです。
すなわち、試験対策の王道「過去問」です。
TOEICとは違い、英検は過去問が公表されています。直近3回分は、日本英語検定協会のHPにアップされています。
それに加えて、この旺文社版の過去問集に取り組み、本番と同じレベルの問題を数多く解くことで、試験問題の出題傾向になれることができ、解き方のコツをマスターすることができます。
試験本番で慌てることがないように、時間配分を考えながらしっかりとトレーニングを積みましょう。
頼れる右腕『LingQ』
『LingQ』をロード・オブ・ザ・リングの旅の仲間に例えるなら、弓の名手レゴラスです。
レゴラスは、その高い戦闘力で何度も危機を救った、旅の仲間に欠かせない存在ですが、それと同様に『LingQ』も今では私の英語学習になくてはならない存在です。
『LingQ』は、Co-FounderのSteve Kaufmannさんが、16か国語を身に付けた自身の経験を踏まえて開発した多言語学習用サービス&アプリです。
Steveさんの多言語学習法は、インプットを重視しています。
そのため、『LingQ』には多読多聴に役立つ便利な機能がたくさん備わっています。
例えば、初めて出てきた単語には青色の網掛けがされており、まだ覚えていない単語には黄色の網掛けがされています。
「知っている単語」の数を自動計算してくれる機能もあるので、自分がこれまでにどれくらいの英単語を覚えたのか一目でわかるようになっています。
また、インポート機能が超優れもので、ウェブサイトにある様々な記事やYouTubeの動画などを簡単にインポートすることができて重宝します。
多読多聴をベースにした英語学習には不可欠な頼もしい右腕です。

「LingQ」は無料で始められますよ。

戦友『The Japan Times』『The Japan Times Alpha』
『The Japan Times』は、レゴラスと共に幾多の修羅場をくぐり抜けてきた戦友ドワーフのギムリ的な存在です。
英検準1級のCan-doリストには「英字新聞の記事を理解できること」と言う項目があり、『The Japan Times』や『The New York Times』などが例にあげられています。
『The Japan Times』は、英検準1級対策に最適な英字新聞の代表格ですが、私は記事を『LingQ』にインポートして読んでいました。
今でも『The Japan Times』の社説を毎日『LingQ』にインポートして読んでいます。
『LingQ』との相性もよく、英語のレベル的にも内容的にもおすすめの英字新聞です。
また、『The Japan Times Alpha』は、『The Japan Times』が発行する英語学習者用の英字新聞です。
レベル的にも英検準1級対策にちょうど良く、英語学習に役立つ情報が満載です。日本語訳も載っているので、英字新聞入門におすすめですよ。
英語学習ならThe Japan Times Alpha

文脈型単語帳の名コンビ『文で覚える英単熟語』『速読速聴・英単語 STANDARD』
文脈型単語帳の代表格『英検準1級 文で覚える英単熟語(文単)』と『速読速聴・英単語 STANDARD 1900』は、ホビットのピピンとサリーのような存在です。
お互いの特徴を生かして、足りないところを補完しあいながら、英検準1級合格に必要な7,000〜8,000語の語彙力をつけるのに最適のコンビです。
私は、一般的な単語帳を使った英単語学習に挫折したので、文脈型単語帳を使ってボキャビルしました。
付属のCDを使って音読したり、シャドーイングすることで、英単語・英熟語はもちろん、リーディング力やリスニング力も同時に高められるので、おすすめの教材&学習方法です。
勇将『英検準1級 面接大特訓』
実力的には、メイン教材としても使えるレベル、内容ですが、私は『英検準1級 面接大特訓』を英検準1級二次試験面接対策のサブ教材として使いました。
それはまるで、自分を犠牲にしてフロドを守った勇敢な大将ボロミアのような存在です。
このあと紹介する旺文社の『英検準1級 二次試験・面接予想問題』だけではカバーしきれないトピックスをこの本で補いました。
忠臣『英検準1級 二次試験・面接予想問題』
『英検準1級 二次試験・面接予想問題』は、まさにフロドの忠臣であり、親友でもあるサムそのものです。
私は、このテキストを『DMM英会話』の予習復習に使いました。
この2つの組み合わせは、フロドとサムの主従関係のように最強です。
二次試験面接対策の切り札『DMM英会話』
私が英検準1級の二次試験面接に合格できたのは『DMM英会話』のおかげです。
『DMM英会話』は、ロード・オブ・ザ・リングで指輪を託されたフロドと同じように、英検準1級二次試験面接合格のための切り札的な存在です。
『DMM英会話』では、英検3級〜準1級までは、先ほど紹介した旺文社の『英検準1級 二次試験・面接予想問題』を使ったレッスンを受けることができます。
講師のレベルも高く、英検を専門的に教えられる先生を指定して受講することができます。
フィリピンなどのアジア系だけでなく、ヨーロッパやアフリカ、南米など世界中の先生からレッスンを受けられるのも魅力です。
コスパも高いです。
効果的な『DMM英会話』の使い方としては、出題テーマごとに「予習」→「レッスン」→「復習」のサイクルをぐるぐる回して、よく使うキーワードやフレーズ、モデルスピーチを理解、定着させることです。
丸暗記では、いざというときにど忘れして役に立たないので、自分の言葉で言いたいことが自然に出てくるようになるまで、繰り返し練習するのが成功の秘訣です。

【まとめ】なぜロード・オブ・ザ・リングなのか?
ファンタジーの金字塔とも言われる『ロード・オブ・ザ・リング』の原作J.R.R.トールキンの『指輪物語』は、多読愛好者の中でも人気が高い作品です。
とはいえ、難易度が最高レベルに高くて難解なイメージがあるため、いつかは読めるようになりたいと願う憧れの本の 1つになっています。
私も英語の多読が趣味ですが、多読を始めた頃から、いつかは『指輪物語』を読めるようになりたいと思っていました。
もちろん最初は全く歯が立ちませんでしたが、TOEIC 800点台を取れるようになり、英検準1級に合格してから、『指輪物語』を読むことができるようになりました。
英検準1級に合格できるレベルまで英語力が上がれば、『指輪物語』に限らず、憧れの洋書を読めるようになります。
試験対策の勉強は、辛いこともあると思いますが、その先に待っているより豊かな英語生活を楽しみにして頑張ってください。
さあ、次に英検準1級合格への道を旅する主人公はあなたです。
旅の仲間を従えて、冒険を始めましょう!
We can work it out!