
《この記事の対象》
- 英検準1級合格をめざしている人
- 英語力を伸ばすためのおすすめの学習方法や教材を知りたい人
英検準1級合格に必要な英語力
どれくらいの英語力があれば英検準1級に合格できるのだろう?
独学で難関の英検準1級に合格できるのだろうか?
そんな不安や悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?
私もそうでした。
私は、社会人になってから、いわゆる「やり直し英語」を始めました。最初は、「nest」や「be able to」といった中学1年生で習うような英単語・英熟語の意味もわからないレベルでした。
初めて受けたTOEICのスコアは445点(Listening 220点/Reading 225点)でした。あまりのショックで、モチベーションが一挙に下がり、英語の勉強をやめてしまいました。
2年半ほど前にある出来事をきっかけに英語学習を再開し、その後、TOEIC L&Rのスコアは500点台、600点台、700点台と順調に伸びて、英語学習再開後、約半年でついに800点を突破することができました。
同じころに受検した英検準1級は、一次試験一発合格、二次試験には2回目で合格することができました。
現在、TOEIC L&Rのスコアは895点まで伸ばし、900点突破、英検1級合格をめざして勉強中です。
私のように、中学レベルからやり直し英語を始めても英検準1級に合格することは十分可能です。
語学力のレベルを示す国際標準規格CEFR(セファールと読みます)との対照表を見ると、英検準1級はB2レベルにあたります。
TOEIC L&Rのスコアは785点以上がB2レベルに相当します。
私が英検準1級に合格した前後のTOEIC L&Rのスコアは、700点台後半〜800点台前半でした。
英検にはライティングとリスニングもあるので、そちらの対策も必要になりますが、TOEIC L&Rを受けている人には、英検準1級合格に必要なスコアの目安にしていただけるのではないでしょうか。
1カ月100時間以上集中して勉強する
私が英検準1級対策の学習をした期間は、英検受験の申し込みをしてから約1カ月でした。
イッチーこと、植田一三先生の著書『改定版 英検準1級100時間大特訓』によると、英検準1級合格のためには、試験前の100時間はインセンティブに勉強する必要があるそうです。
そこで私は、平日は2〜3時間以上、休日は5〜6時間以上勉強し、試験直前100時間以上の学習時間を確保しました。
朝通勤前の1時間や往復の通勤時間を使ったスキマ学習、帰宅後の学習時間を合わせれば、平日でも最低2〜3時間の学習時間を捻出することは十分可能です。
もちろん、テレビを見る時間やお酒を飲みに行く時間などは取れなくなります。
いまの自分にとって、優先すべき事は何かを考えて、限られた時間を有効に使えるように工夫しましょう。
基本の英語学習法は「多読多聴」×「音読・シャドーイング」
私の英語学習法の基本は「多読多聴」です。それに「音読」と「シャドーイング」を組み合わせて勉強しています。
使用する教材は、過去問のリーディング問題など音源のないものを除いて、基本的にはCDなどの音声付きのものを使います。
具体的な学習の手順は、次のとおりです。
- CDなどの音声を聴く
- 英文を黙読する
- 意味がわからないところは、日本語訳や単語リスト、辞書などを使って理解する
- 音声を聴きながら同時に英文を黙読する
- 音声を聴きながら同時に英文を音読する
- シャドーイングする
多読多聴をベースにしながら、同時に精読精聴も取り入れた学習方法です。
教材や英語の素材が変わっても、基本的なやり方は同じです。
この方法の良いところは、ボキャビル、リーディング、リスニングの学習をそれぞれ別の教材や素材を使って、個別に行う必要がないことです。
例えば、文脈型単語帳やNHKラジオ英語講座のCDブックなどを使えば、英単語、英熟語、英文解釈、長文読解やリスニング力を同時に高めることができます。
まさに一石五鳥の効率的で効果的なおすすめの英語学習法です。
体調管理に気を配る
案外見落としがちですが、試験対策をする上で、体調管理は何よりも重要です。
風邪をひいたり、熱を出すなど体調を崩してしまったら、勉強どころではありません。
私は、次のようなことに気を配りながら体調管理しています。
- 睡眠時間を十分にとる
- 1日3食しっかり食べる
- 暴飲暴食しない
- 毎日適度な運動をする
- 毎日瞑想して集中力を高める
最後の瞑想については、少し補足しておきますね。
私は、英検にしても、TOEICにしても試験中に集中力を切らしてしまうことがあります。
そこで、集中力を高めるために「Calm」というメディテーション用のアプリを使って毎日瞑想しています。
このアプリの良いところは、ナビゲーションの音声が英語なので、瞑想しながら同時に英語の勉強にもなることです。
万全の体調で試験当日を迎えられるように、日ごろから体調管理に気を配りましょう。
We can work it out!