「DUO3.0」を使った科学的な英語トレーニングで、単語力と会話力を高めよう!!!

英単語をいかにして覚えるか?

英語学習者が、永遠に追い続けるテーマかもしれませんね。

効果的、効率的に英単語を覚える方法がないかと、数多くの英単語帳を使ったり、さまざまな英単語の覚え方を試したりしている人も多いと思います。

英単語帳は数多あれど、その中でも「DUO3.0」は人気が高く、ロングセラーになっています。

「DUO」が初めて発売されたときは、「英単語1つにつき、1つの例文」というそれまでの英単語帳の常識を覆す、画期的な英単語・熟語帳として話題になりました。

「DUO3.0」なら、560の例文の中に、なんと重要単語1600+熟語1000が重複なしで凝縮されています。

1つの例文を覚えるだけで、4~5個の英単語・熟語が一挙に覚えられるなんて、まさに革新的とも言える効率の良さですよね。

ところが、この「DUO3.0」の最大の特長が、同時に弱点でもあるのです。

実際に「DUO3.0」を使ったことがある人ならわかると思いますが、1つの例文の中に知らない単語が数個あると、その文の意味を理解するのは難しくなります。

知らない単語ばかりで、意味のわからない例文を覚えるのは至難の業です。

その結果、挫折しやすくなるわけです。

いまでこそ「DUO3.0」の英単語・熟語は全部覚えて、TOEIC900点超え、英検準1級合格することができましたが、筆者も途中で何度も挫折しました。

実は、「DUO3.0」を制覇するコツがあるんです。そこで、筆者が「DUO3.0」を完走するために実施したステップアップ方式を紹介します。

さらに、「DUO3.0」を使った科学的な英語トレーニング法について、筆者の経験を交えて具体的に説明します。

この英語トレーニングを実行すれば、英単語・熟語を覚えるだけでなく、英会話力も高めることができます。

「DUO3.0」を英単語・熟語を覚えるためだけに使うなんて、もったいないですよ!!!

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「DUOセレクト」→「DUO3.0」のステップアップ方式

DUO 3.0」は、長年にわたって多くの英語学習者に愛用されてきた英単語・熟語帳の傑作です。

「DUO」が登場するまでの英単語帳は、1つの英単語につき、1つの例文がついている形式だったので、1,000語の英単語を覚えるためには、同じ数だけの例文が必要でした。

ところが、「DUO 3.0」ならわずか560個の例文で、英単語1600語と英熟語1000語をマスターすることができるのです。

例文の内容も、「DUO」「DUO2.0」「DUO3.0」とバージョンアップするたびに、1つの文に無理やり単語を詰め込んだ、といった感じの不自然さが解消されてきました。

音声のCDは2種類あり、別売りになっています。

DUO 3.0 / CD基礎用」は、英単語・熟語を覚えるときに使用します。

最初に見出し英文和訳→見出し英文(スロースピード)→見出し語→最後にもう一度見出し英文(ナチュラルスピード)が読まれており、かなり丁寧な作りになっています。

DUO 3.0 / CD復習用」は、覚えた英単語・熟語の復習用として使用します。

こちらは、見出し英文だけがナチュラルスピードで読まれます。

トータル時間約60分で、英単語1600語と英熟語1000語を復習することができるわけです。

いいとこづくめのような「DUO3.0」ですが、英語学習の初心者・初級者がいきなり使うには難易度が高いです。

筆者は、中学レベルの英単語を覚えた後、TOEIC500~600点のころに「DUO3.0」を使いましたが、難しくてすぐに挫折しました。

1つの例文の中に、見出し語が4~5個もあるのは効率がよさそうに思えますが、英単語・熟語を覚える段階では、むしろハードルが高くなります。

そこで活躍するのが、「DUOセレクト」です。

「DUOセレクト」は、「DUO3.0」の掲載語から特に重要度の高い語を厳選し、英単語1000+英熟語600を重複なしで377の例文に凝縮したものです。

いわば、「DUO3.0」の弟分のような存在ですね。

基本的な構成は「DUO3.0」と同じですが、少し難易度が下がるので覚えやすいです。

たとえば、それぞれの1つめの例文は次の通りです。

We must respect the will of the individual.
個人の意思は尊重しなければいけない。

「DUO3.0」より

Make a reservation at least a week in advance.
少なくとも1週間前には予約しておきなさい。

「DUOセレクト」より

同じ英単語・熟語でも、「DUOセレクト」のほうが易しく、わかりやすい例文になっています。

筆者は、まず「DUOセレクト」を使って必須重要語を覚えた後、再び「DUO3.0」に挑んだところ、無事完走することができました。

「DUOセレクト」に掲載されている見出し語は、「DUO3.0」の別の例文の中にも出てきます。

そのため、「DUO3.0」の例文の見出し語は、すでに半分以上知っていることになります。

「DUO3.0」を覚えるための負荷が半減されるので、挫折しにくくなるわけですね。

別売りの音声CD「DUOセレクト CD」は、例文和訳→英文(スロースピード)→見出し語→英文(ナチュラルスピード)を収録した練習用と見出し英文(ナチュラルスピード)だけを収録した復習用で構成されています。

「DUO3.0」に途中で挫折した人やこれから取り組む人は、「DUOセレクト」から「DUO3.0」へと段階的に難易度を上げるステップアップ方式をぜひ試してみてください。

「DUO3.0」を使った科学的な英語トレーニング法

「DUO3.0」を使って英単語・熟語を学習するときに、ぜひおすすめしたいトレーニング法があります。

それは、第二言語習得論に基づく英語トレーニング「スパトレ(SPTR)」の「DUO3.0」を利用したトレーニングです。

「スパトレ(SPTR)」は、第二言語習得論の研究成果に基づいて、科学的に効果が実証されたトレーニングを取り入れています。

「DUO3.0」を利用したトレーニングも、その中の一つです。

※「スパトレ(SPTR)」に関する詳しい情報は、公式サイト(下記のリンク)をご覧ください。

◎7日間無料◎第二言語習得論に基づく英語トレーニング

利用方法は、次の通りです。

まず、トレーニングテーマで「DUO3.0」を選択します。

続いて、レッスンの日時とトレーナーを選択します。

ここでは、筆者が実際に行っているトレーニングの方法を具体的に紹介します。

詰め込み式で無理やり覚えた英単語・熟語は、短期記憶になるので忘れやすいです。

一方、繰り返し使っているうちに自然と覚えた英単語・熟語は、長期記憶となり、忘れにくくなります。

ここで紹介するトレーニング法を実践すれば、長期記憶化しやすくなるのはもちろん、実際に自分でもその英単語・熟語を含んだ表現をスピーキング、ライティングで使えるようになっていきます。

最初のトレーニング方法は、シャドーイングです。

【学習目的】
シャドーイングの主な効能は、耳から入ってくる音を聞き、入手した情報を認識する「言語認識力」の向上です。

また、発音の向上、ナチュラルスピードの英語への慣れ、短期的に記憶して理解することが求められるため理解力の向上が期待できます。

【オススメの学習者】
・ 英語のスピードや音の変化に対応できない人
・ 英語の発音が苦手な人
・ 中級の英語学習者

【宿題(予習)】
[STEP 1] 本を見ずに音声を聞き内容を推測する。聞いた後に本を開き、推測した意味が合っているか確認する。
[STEP 2] 不明な語句や用法を調べる。
[STEP 3] 本を開いたままフレーズごとに音声データのあとに続いて声に出して読む。
[STEP 4] 本を開いたまま音声データと同時タイミングで読む。英語のリズムを掴む。音の繋がり(リンキング)に注意する。
[STEP 5] 本を閉じ音声データの1秒あとに読む。

【トレーニングの流れ】
本は閉じて行います。必ず音声データを用意してレッスンに臨んでください。
[STEP 1] トレーナーが本の内容の理解度を確認する質問を行う。
[STEP 2] トレーナーが予約セクションの文を読むので後に続いて読む。
[STEP 3] 音声データを再生し、1秒あとに遅れて読む。
[STEP 4] 解答できなかった箇所の原因を分析する。

次のトレーニング方法は、ディクテーションです。

【学習目的】
ディクテーションの主な効能は英語の音の変化を聞き取れるようになること、ナチュラルスピードの英語への慣れによって、「言語認識力」を向上させることです。
また、スペリングスキルもアップします。

【オススメの学習者】
・ 英語のスピードや音の変化に対応できない人
・ 中級の英語学習者

【宿題(予習)】
[STEP 1] 本を見ずに音声を聞き内容を推測する。聞いた後に本を開き、推測した意味が合っているか確認する。
[STEP 2] 不明な語句や用法を調べる。
[STEP 3] 本を開いたままフレーズごとに音声データのあとに続いて声に出して読む。
[STEP 4] 本を開いたまま音声データと同時タイミングで読む。英語のリズムを掴む。音の繋がり(リンキング)に注意する。
[STEP 5] 本を閉じ音声データの1秒あとに読む。

【トレーニングの流れ】
[STEP 1] トレーナーが、本文のテーマに関する質問を行う。
[STEP 2」 トレーナーが本文を読むので後に続いて読む。
[STEP 3] トレーナーが予約セクションの文をナチュラルスピードで1度読み上げるので、Skypeのチャットボックスにフレーズを素早く入力する。
[STEP 4] トレーナーが予約セクションの文を最初から最後まで読む。Skype のチャットボックスを確認しながら、できなかった箇所を確認する。
[STEP 5] 解答できなかった箇所の原因を分析する。

最後のトレーニング方法は、エクスプレッション・ビルディングです。

【学習目的】
学んだ表現を素早く確認し「知識データベース」を強化します。

記憶することは単調で一人では継続が難しいですが、トレーナーが進捗をチェックし伴走することで継続をサポートします。

たくさんの英文を「読むこと・聞くこと」によって、英語の「知識データベース」を強化していくことが原則ですが、暗記が得意な人は、フレーズ集・単語帳などで一気に「知識データベース」の増強に取り組むとよいでしょう。

【オススメの学習者】 
・ 暗記が得意な人
・ 中級の英語学習者

【予習内容】
事前に予約箇所の表現を必ず覚えてきましょう。
また、不明な語彙や用法は調べておきましょう。
2SECTIONを1セットとして行います。

【トレーニングの流れ】
・トレーナーが「あなたがこう言いたい時なんというのか」という質問を教材に記載されているフレーズごとに質問します。
・その場で考えて解答するのはNGです。1秒以内に解答できるくらいまでフレーズを自分のものにしてからトレーニングに臨んでください。
・トレーニングの最中は教材を閉じてください。
・苦手なフレーズに対しては、理解を確認するための質問をさらに行います。

まとめ

「DUO3.0」は、英単語帳に革命を起こした名著ですが、使いこなすにはコツがあります。

この記事で紹介した「DUOセレクト」→「DUO3.0」のステップアップ方式をぜひ試してください。

また、「DUO3.0」は英単語・熟語帳として優れているだけでなく、英会話に活用できるフレーズ集としての側面も持っています。

「DUO3.0」を使った科学的な英語トレーニングでは、その特徴を活かして、単語力と会話力を高めることができます。

「スパトレ(SPTR)」では、この「DUO3.0」を使った科学的な英語トレーニングを7日間無料体験することができますよ。

※筆者が「スパトレ(SPTR)」の無料体験を受けたときのレポートもあるので、参考にしてください。

本記事に掲載している「スパトレ(SPTR)」の画像は、スパトレ株式会社に許可をいただいて使用しています。