
- 英検1級合格をめざしている人
- 英検準1級合格をめざしている人
- 英語力を伸ばすためのおすすめの学習法や教材を知りたい人
- がんばっている人を応援するのが好きな人
- テレビや本の”実録もの”が好きな人
- 英検1級合格への旅(English Journey)の仲間
- 文脈型単語帳『文単』『速読速聴・英単語』で10,000語超のボキャビル
- 多読多聴英語学習の必須アイテム 『LingQ』
- 多読&速読トレーニングに最適なアプリ 『Polyglots』
- 15分で洋書が読める・聴ける要約サービス 『Blinkist』
- 社会人のやり直し英語にも効果的な英語学習アプリ 『スタディサプリ』
- 英検1級・準1級対策に最適な英字新聞の代表格 『The Japan Times』
- 英語学習者憧れの洋雑誌 『TIME』『The Economist』『WSJ』
- NHKラジオ講座の最高峰 『実践ビジネス英語』
- 生の英語を使って学ぶ 『CNN ENGLISH EXPRESS』
- 英検二次試験対策に最適なオンライン英会話 『DMM英会話』
- 絶対外せない英検1級の過去問・参考書・問題集
- 「振り返り学習」で理解度と定着度を高める
英検1級合格への旅(English Journey)の仲間
独学だとどうしても孤独な戦いを強いられてしまいます。ロード・オブ・ザ・リングではありませんが、そんなときに頼りになるのが「旅の仲間」。私の英検1級合格への旅の仲間を紹介します。いずれも私が中学レベルからTOEIC800点台、英検準1級まで英語力を伸ばすのを助けてくれた、頼れる相棒たちです。本当は、もっとたくさんいるんですけど、今回は英検1級対策に絞って紹介します。それ以外の仲間は、別の機会に紹介しますね。
文脈型単語帳『文単』『速読速聴・英単語』で10,000語超のボキャビル
英検1級合格のために必要な語彙数は、最低でも10,000語、できれば12,000語~15,000語と言われています。そのため、 ボキャブラリー・ビルディング(ボキャビル) は必須です。
私は、ボキャビルには文脈型単語帳を使っています。文脈型単語帳は、一般的な単語帳とは違い、文章を読みながら、あるいは聴きながら、文脈の中で英単語・英熟語を覚えていくタイプの単語帳です。 語彙力だけでなく、同時にリーディング力、リスニング力も高めることができるので、効率的かつ効果的です。
英検1級対策としては、『英検1級 文で覚える単熟語(文単)』と『速読速聴・英単語 Advanced 1100』を使います。それぞれ『英検1級 文で覚える単熟語(文単)』 シリーズと『速読速聴・英単語』シリーズの最高峰ですが、『英検1級 文で覚える単熟語(文単)』だけではPart1の語彙問題対策としてはやや不足気味なので、『速読速聴・英単語 Advanced 1100』と併用することにしました。
CD付 英検1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)
多読多聴英語学習の必須アイテム 『LingQ』
『LingQ』は、WEBサイトでもアプリでも利用できる多言語学習用のサービス、ツールです。
『LingQ』のCo-FounderであるSteve Kaufmannさんは、16カ国語を学んだ多言語使用者で日本語も堪能です。YouTubeにも多言語学習に関する動画をたくさんアップしています。
Steve Kaufmannさんの多言語学習法は、インプット仮説に基づいています。インプット仮説というのは、言語学者のStephen Krashen南カリフォルニア大学名誉教授が提唱した第二言語習得に関する理論です。簡単に言うと、インプット仮説は「第二言語(日本人にとっての英語など)を習得するには理解可能なインプット(comprehensible input)が最も重要である」という考え方です。
すなわち、多読多聴が重要ということですが、Stephen Krashen名誉教授は「自分が何語で読んでいるかを忘れるくらい夢中になれるフィクションを楽しみながら読むのが効果的だ」という趣旨の発言をされています。Steve Kaufmannさんは、その理論を実践されている方で、大量のインプットによって多くの言語を身につけられたそうです。
『LingQ』は、Steve Kaufmannさんが多言語を習得してきた経験をふまえて開発されているので、多読多聴英語学習に役立つ便利な機能がたくさん備わっています。
たとえば、『LingQ』で初めて出てきた単語には青い網掛けがされています。その単語を知っている場合は、そのまま読み進めてページをめくると青い網掛けが消えて「知っている単語」としてカウントされます。
知らない単語の場合は、その単語をクリックすると意味が表示されます。そこで単語の意味を覚えたら「この単語の意味を知っている」というボタンを押すと「知っている単語」に切り替わり、まだ覚えられない場合は「知らない単語」として登録できます。「知らない単語」に登録するとその単語は黄色い網掛けがされます。
「知らない単語」として登録したものは、次回出てきたときも黄色い網掛けがされていますので、すでに出会ったことがあるのに覚えていない単語が一目でわかります。「知らない単語」に何回か出会っているうちに意味を覚えたら「知っている単語」に切り替えます。
「知っている単語」の数は、自動計算されて累積されていきます。私はこの方法で、「知っている単語」を25,000語まで増やすことができました。英検1級一次試験までに、「知っている単語」を30,000語まで増やすことを目標にしたいと思います。
ほかにもインポート機能が超優れもので、私は重宝しています。これは、WEBサイトにあるさまざまな記事やYouTubeの動画などを簡単にインポートできる機能です。インポートした記事や動画は、前述したような形で利用することができます。
インポート機能を使わなくても、『LingQ』には初級・中級・上級レベルの豊富なコンテンツが用意されています。たとえば、『Harry Potter』シリーズや『星の王子さま』『不思議の国のアリス』『トム・ソーヤの冒険』『秘密の花園』『赤毛のアン』など児童小説の名作、『Rich Dad,Poor Dad(金持ち父さん貧乏父さん)』『How to Win Friends and Influence People(人を動かす)』『As a Man Thinketh(「原因」と「結果」の法則)』などノンフィクションの名作、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『戦争と平和』『エマ』『ジェーン・エア』などの名作小説を読んだり、オーディオ・ブックとして聴いたりすることができます。
『LingQ』は、いまや私の英語学習に不可欠なアイテムですが、英検1級対策としても活躍してくれると思います。ホント頼れるパートナーです。

『LingQ』は、無料で始められますよ。

多読&速読トレーニングに最適なアプリ 『Polyglots』
『Polyglots』は、毎日配信されるさまざまな英語のニュースや記事を読んだり、聴いたりすることができるアプリです。このアプリの最大の売りは、自動スクロール機能だと思います。これは、掲載されたニュースや記事の英文を自動的にスクロールする機能なのですが、スクロールする速さを自由に設定することができます。
たとえば、最初は自分のペースで英文を読んで読む速さを測定し、2回目以降はペースメーカーで145WPM(WPMとは、1分間に読める文字数のことです)とか、200WPM、250WPMなど任意の速さを設定して読むことができます。つまり、この機能を使って速読の練習ができるのです。
英検1級のリーディングパートを時間内に終わらせるには、最低200WPMのスピードが必要だそうなので、このアプリを使って速読の訓練をしたいと思います。
15分で洋書が読める・聴ける要約サービス 『Blinkist』
『Blinkist』は、英語で書かれたノンフィクションのサマリー(要約)を読んだり、聴いたりすることができるWEBサイト&アプリです。オーディオ・バージョンは、だいたい15分程度で聴けるように原書の要旨をまとめてあります。
すでに2,000冊以上のノンフィクションの名著、話題作、新刊などが利用可能です。たとえば、『The 7 Habits of Highly Effective People(七つの習慣)』『How to Read a Book(本を読む本)』『The 80/20 Principle(80対20の法則)』など英語力を高めると同時に、知識を深めるのに役立つ数々の本を1冊15分で読破することができます。
私は、本来はミステリーなどのフィクションを読むのが好きなのですが、英検にはフィクションは出題されないので、『Blinkist』を使っていろいろな分野の背景知識を増やしつつ、リーディング力とリスニング力を伸ばしたいと思います。
社会人のやり直し英語にも効果的な英語学習アプリ 『スタディサプリ』
『スタディサプリ』は、元々は中学生や高校生がアプリを使って手軽に勉強できるサービスでしたが、現在は英会話やTOEIC対策に対応したアプリも開発され、学生だけでなく、社会人の英語学習にも利用できるようにラインナップが拡大されました。
そんな中で私が英検1級対策として選んだのは、大学受験生・高校3年生対象の講座です。なぜあえて大学受験対策の講座を選んだかと言うと、英検1級レベルの読解の基礎となる大学受験レベルの英文法と英文解釈を復習して、英語の理解力と発信力を向上させたいと思ったからです。
また、講師が関 正生先生ということもポイントになりました。関先生は、元々予備校で英語講師をされていて、『世界一わかりやすい』シリーズなどの著者でもあります。私も、関先生の著書は何冊かもっていますが、世界一かどうかはともかくとして、英文法や英単語についてとてもわかりやすく説明されていて、丸暗記ではない英語の理解の仕方を学ぶことができました。
そんな関先生の講義がWEB動画で、リーズナブルな価格で受けられるので、この機会に英語の基礎・基本固めをして、英語力全体の底上げをしたいと思います。

英検1級・準1級対策に最適な英字新聞の代表格 『The Japan Times』
英検準1級のCan-doリストには「英字新聞の記事を理解できること」という項目があり、例として『The Japan Times』や『The New York Times』などがあげられています。
英検1級では、さらに上のレベルの英語力が必要とされることになりますが、逆に言えば『The Japan Times』を読みこなせないようでは、英検1級合格はおぼつかないということです。特に、英検1級では論説文の読解力が求められるので、『The Japan Times』の「EDITORIALS(社説)」を使って、英語の論説の理解力と速読力を高めたいと思います。

英語学習者憧れの洋雑誌 『TIME』『The Economist』『WSJ』
英検1級のCan-doリストには「英語の雑誌の記事を理解できること」という項目があり、例として『TIME』と『Newsweek』があげられています。
『TIME』は英語学習者がいつか読めるようになりたいと思う憧れの洋雑誌の代表的なものですが、ほかにも『The Economist』や『The Wall Street Journal』など英検1級対策にちょうど良いレベル、内容の洋雑誌があります。
私は、これらの雑誌をWEBサイトやアプリを使って読んでいます。それぞれポッドキャストやYouTubeの番組もあるので、文字だけでなく、音声や動画なども利用して世界最先端の情報が入手できます。また、twitterでフォローしておくと、最新ニュースや興味のある記事などが配信されるとツイートされるので便利です。
このレベルになると、私の理解度は記事によって7~8割理解できるものもあれば、2~3割くらいしか理解できないものまでかなり幅があります。そうしたばらつきをなくせるように、さまざまな分野に関するニュースや記事を使って背景知識の幅を広げたいと思います。
世界のリーダーが愛読する経済紙・ウォールストリート・ジャーナル

NHKラジオ講座の最高峰 『実践ビジネス英語』
やり直し英語を始めて以来、NHKラジオ講座にはお世話になってきました。最初は『基礎英語1・2・3』から聴き始めて、『ラジオ英会話入門』(現在は終了)、『ラジオ英会話』、『入門ビジネス英語』、『攻略英語リスニング』(現在は終了)と徐々にステップアップしてきました。
『基礎英語1』を聴き始めたころに読んだ何かの本に、「基礎英語から始めた初級者は、まずは『ラジオ英会話』を楽しめるようになることを目標にされるとよいでしょう」というアドバイスが載っていて、当時は「いつかはそうなれたらいいなぁ」と思っていました。
ましてや『実践ビジネス英語』はまったく異次元の世界で、「あんな難易度の高い番組を聴いて理解するなんて自分には一生かかっても無理」と思っていました。『実践ビジネス英語』を使って勉強する日がくるなんて自分でも信じられません。
今回は1カ月という短期決戦なので、学習効率を考慮して、ラジオ放送のほうではなく、CD BOOK『実践ビジネス英語 ニューヨークシリーズ ベストセレクション』を使うことにしました。2012年~2016年に放送された梅村聖四を主人公とするシリーズから20レッスンを厳選して収録されています。
生の英語を使って学ぶ 『CNN ENGLISH EXPRESS』
『CNN ENGLISH EXPRESS』は、CNNで実際に放送されたニュースや番組を素材にして学べる中級~上級者向けの英語学習雑誌です。私はこれまで『CNN 10』などの番組も視聴してきましたが、まだまだ理解度が低いので、WEBサイトの学習サポートも充実している『CNN ENGLISH EXPRESS』を利用しています。
英検二次試験対策に最適なオンライン英会話 『DMM英会話』
私が英検準1級の二次試験(面接試験)に合格できたのは、『DMM英会話』のおかげと言っても過言ではありません。初受験のときは、まさか一次試験を通過できるとは思っていなかったので、一次試験の合格発表日までまったく二次試験対策をしていませんでした。当然、二次試験は不合格だったので、二回目の受験に備えて『DMM英会話』を利用しました。
それ以来、レッスンを受け続けて、現在の英会話時間合計は10750分になっています。1回のレッスン時間が25分なので、430回、1年2カ月くらい受けたことになります。
『DMM英会話』では、英検3級~準1級までは、旺文社の教材『英検●級 二次試験・面接予想問題』を使ったレッスンを受けることができます。講師のレベルも高く、世界中のネイティブ、ノンネイティブの先生からレッスンを受けられるのが魅力です。コスパも高いです。
効果的な『DMM英会話』の使い方は、「予習」→「レッスン」→「復習」のサイクルをぐるぐる回して、政治・国際関係、経済・ビジネス、文化・スポーツ、科学、メディア、環境問題、教育、法律・犯罪、ジェンダー・家庭、医学・健康など出題テーマごとによく使うキーワードやフレーズ、モデルスピーチの理解度や定着度を高めることです。
ただし、丸暗記ではいざという時ど忘れしてしまい、焦って失敗するので、自分の言葉で、言いたいことが自然に出てくるようになるまで繰り返してトレーニングするのが成功の秘訣です。
英検1級にチャレンジするにあたっては、まずは一次試験を突破する必要があるので、そちらを優先して現在『DMM英会話』は休会していますが、一次試験が終了したら再開したいと思います。休会制度がある点も利用者にとってはありがたいですね。
また、英検対策専用の教材はありませんが、オンライン英会話大手の「レアジョブ」も信頼性が高く、安心してレッスンを受けられます。料金が安いのも魅力ですね。
私は「DMM英会話」派、私の友人は「レアジョブ」派ですが、それぞれ無料体験レッスンを受けてみて、どちらが自分に合っているか実際に確かめることができますよ。

絶対外せない英検1級の過去問・参考書・問題集
英検に限らず、試験対策に不可欠なのが過去問です。TOEICとは違い、英検は過去問が公表されています。直近3回分は、日本英語検定協会のHPにアップされていますし、旺文社が『英検1級 過去6回全問題集』と『英検1級 過去6回全問題集CD』を発行しています。
参考書はいろいろと発行されていますが、英検準1級のときにもお世話になったイッチーこと植田一三先生の『英検●級 100時間大特訓』シリーズの英検1級用を使っています。私が英検準1級の一次試験に合格できたのは『英検準1級 100時間大特訓』のおかげです。特にwritingに関しては、この参考書で紹介されているパターンや表現を繰り返して書いて覚えたことで、合格基準点を大きく上回ることができました。
ライティング対策としては、『最短合格! 英検1級英作文問題完全制覇』の分野別コンテンツブロックと実践問題30を音読、シャドーイングして、頻出分野のキーワードやパラグラフ単位の英文を覚え、モデルエッセイを参考にして英借文できるようにしています。
加えて、スピーキング対策を兼ねて植田一三先生の『英検1級 面接大特訓』を使っています。これは、『英検1級 100時間大特訓』の「第6章 英検1級エッセイライティング問題&2次試験攻略法」の内容をより詳しくし、具体的なフレーズや例文などを豊富に紹介したものです。
英検1級二次試験の面接対策用の参考書としては、『英検1級 面接大特訓』 と併せて、旺文社の『14日でできる! 英検1級 二次試験・面接 完全予想問題』を使っています。この参考書に付属しているDVDは必見です。会場に到着してから帰路に着くまでの流れを確認したり、面接での受け答えをシミュレーションできるので、このDVDを使って本番前に面接の疑似体験をしておくとよいと思います。
問題集は、主に旺文社の『英検1級長文読解問題120』と『英検1級リスニング問題150』を利用しています。それから試験直前の最後の仕上げ用に『7日間完成 英検1級予想問題ドリル』を使おうと思います。
「振り返り学習」で理解度と定着度を高める
学習効果の点からみて「振り返り学習」は学んだことの理解を深め、定着を図るためにとても効果的です。
そこでこのブログでは、英検1級対策の学習法や使用している教材などに加えて、私の学習の振り返りがほかの英語学習者にも参考になるように情報共有したいと思います。
We can work it out!