
世界中で大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」。
伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」のボーカリスト フレディ・マーキュリーの愛と苦悩、栄光と挫折に満ちた半生を描いた話題作です。
フレディ・マーキュリーを演じた主演のラミ・マレックが、あまりにも本人にそっくりな熱演で注目を集めました。
ゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞を獲得し、アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞など最多4冠に輝いたのもうなずけます。
その「ボヘミアン・ラプソディ」待望のブルーレイ/DVDが2019年4月17日に発売されます。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のDVD・ブルーレイが、4/17に発売決定。ここでしか手に入らないAmazon.co.jp限定特典付も。
「映画の感動を再び味わいたい」という人はもちろん、「映画を見逃した」という人にもこの機会にぜひ観て欲しい名作です。
ところで、すでに映画を観たという人も含めて、実は「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody) ってどんな意味なの?」と密かに疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
「今さら人に聞けないし・・・」
安心してください(笑)
この記事では、そんなあなたに1970年代からクイーンを聴き続けている私が「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」 の意味をこっそり教えちゃいます。
さらに、「クイーンはどんなロックバンドなの?」「ボヘミアン・ラプソディはどんな曲なの?」「ボヘミアン・ラプソディはどんな映画なの?」という疑問にも答えちゃいます。
この記事を読めば、にわかクイーンファンでも、まだ映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観ていない人でも大丈夫!
ちまたの話題についていけるようになりますよ!!
もちろん、名曲「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いて、映画「ボヘミアン・ラプソディ」をブルーレイ/DVDで観て、本物のクイーンファンになってもらえたらうれしいです。
《この記事の主な対象》
- 「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」の意味を知りたい人
- 伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」のことを知りたい人
- 名曲「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」はどんな曲か知りたい人
- 話題作「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」はどんな映画か知りたい人
「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」の意味とは?
早速、「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」の意味を説明します。
直訳すると「ボヘミア的な狂詩曲」という意味です。
「ボヘミア的って何?」「狂詩曲って何?」
これからわかりやすく説明します。
「Bohemian」は、もともとはフランス語に由来した言葉で、ジプシーを意味していました。そこから放浪者という意味に転じたようです。
その後、反体制的な政治の観方や自由恋愛などを特徴とする「ボヘミアニズム(Bohenianism)」というライフスタイルが生まれました。
そして、ジプシー(放浪者)のように自由奔放で伝統や常識にとらわれない生活スタイルを志向する人、 特に芸術や文学の分野でそういう生き方をする人のことを「ボヘミアン」と呼ぶようになりました。
次に「Rhapsody」の意味ですが、「狂詩曲」というのは「即興で作られるような、感情的で、自由な構造を持った楽曲」のことです。
「ボヘミアン・ラプソディ」を聴いたことがある人ならわかると思いますが、曲調やテンポが目まぐるしく変わります。
また、歌詞の中に「ガリレオ(天文学者)」や「フィガロ(子猫)」「ベルゼブブ(魔界の君主)」「スカラムーシュ(喜劇役者)」など何のことかよくわからない言葉が出てきます。
「ボヘミアン・ラプソディ=ボヘミア的な狂詩曲」というタイトルは、前衛的な曲のスタイルや意味不明な歌詞のことを表現しているんですね。
伝説のロックバンド「クイーン(Queen)」とは?
クイーン(Queen)は、男性4人で構成されたイギリス・ロンドン出身のロックバンドです。
1970年代初頭、ブライアン・メイ(ギター)とロジャー・テイラー(ドラムス)がやっていた「スマイル」というバンドに、フレディ・マーキュリー(ボーカル)とジョン・ディーコン(ベース)が加入して結成されました。
このクイーン結成に至るまでのエピソードは、映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」の冒頭で描かれていました。
今ではロックの殿堂入りをし、世界で最も人気のあるロック・バンドの一つになっていますが、デビュー当時は批評家に酷評され、ヒット曲にも恵まれませんでした。
実は、クイーンの人気に火を付けたのは日本なんですよ。
最初は、日本で女性ファンのアイドルグループ的な存在になって、「キラー・クイーン」のヒット以降、世界的に人気が広まりました。
クイーン初来日のときに、空港に1,200人ものファンが出迎えたのにはメンバーも驚いたようです。
そのお礼の気持ちも込めて、「手をとりあって」という日本語の歌詞の曲を日本限定で発売したくらいなんです。日本のファンにとってはうれしいエピソードですよね。
その後は、「ボヘミアン・ラプソディ」をはじめ、「伝説のチャンピオン」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」「バイシクル・レース」「ドント・ストップ・ミー・ナウ」「愛という名の欲望」「セイブ・ミー」「地獄へ道連れ」「レディオ・ガ・ガ」などヒット曲を量産しました。
余談ですが、初主演映画「アリー/スター誕生」でも話題になったレディー・ガガのアーティスト名は、クイーンの「レディオ・ガ・ガ」をもじって付けられたという逸話があります。
こんなところにも、クイーンの影響の大きさがうかがわれますね。
そして、1985年7月13日に「ライブエイド」に出演し、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のラスト20分でも克明に描かれた伝説のパフォーマンスを披露します。
フレディ・マーキュリーがエイズに感染していることが公表されたのは1991年11月23日、その翌日、感染症のため45歳という若さで亡くなりました。
私も二日連続で聞いたニュースに衝撃を受け、言葉が出なかったことを覚えています。
フレディ・マーキュリーの死後、残された3人のメンバーはゲストボーカリストを迎えたり、フレディ・マーキュリー追悼コンサートを開催するなどクイーンとしての活動を続けました。
現在では、ジョン・ディーコンは引退し、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の製作には音楽プロデューサーとしてブライアン・メイとロジャー・テイラーが関わっています。
名曲「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」とは?
「ボヘミアン・ラプソディ」は、1975年に発売されたクイーン4枚目のアルバム「オペラ座の夜」に収録されています。
シングルカットされ、世界中で大ヒットしましたが、当初は演奏時間が約6分と長く、斬新すぎる曲の構成や歌詞を懸念したレコード会社からはシングル発売を反対されたようです。
その辺りのいきさつは、映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも克明に描かれています。
クイーンの特徴と言えば、エレクトリックギターのダビングを重ねて創り出された「ギター・オーケストレーション」と重厚なコーラスが織りなす独特のサウンドです。
ロックとオペラを融合した「オペラ座の夜」では、クイーンらしいサウンドを随所で楽しむことができます。
中でも「ボヘミアン・ラプソディ」は、クイーン以外には創り出すことのできない世界観を持った、クイーンサウンドの頂点、これぞ「The Queen」という名曲です。
曲は、クイーンならではのコーラスから始まります。
続いて、印象的なピアノの伴奏によるバラードパートに移行します。
歌詞は、人を殺してしまった男の心情をつづっています。
ブライアン・メイの特徴的なギターソロを挟んで、オペラパートの始まりです。
このミドルパートに、「ガリレオ(天文学者)」「フィガロ(子猫)」「ベルゼブブ(魔界の君主)」「スカラムーシュ(喜劇役者)」など解釈不能な歌詞が登場します。
そこからは怒涛のハードロックパートです。
フレディ・マーキュリーの熱のこもった歌声、ブライアン・メイのギター・オーケストレーション、ロジャー・テイラーとジョン・ディーコンが生み出す力強いビートにしびれます。
そして、エンディングは再びバラードでドラマチックに幕を閉じます。
フレディ・マーキュリー死後の1992年に、「ボヘミアン・ラプソディ」は再びヒットチャートの1位を獲得しています。
そして、2018年には同名の映画が世界中で大ヒットするなど、まさにクイーンを代表する名曲ですね。
「ボヘミアン・ラプソディ」は、クイーンのベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」で聴くこともできます。
もちろん映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサントラ盤にも収められています。
ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック) SHM-CD, サウンドトラック
クイーン絶頂期のオリジナルアルバムで聴きたい人は「オペラ座の夜」、クイーンの数々のヒット曲も併せて聴きたい人は「グレイテスト・ヒッツ」、映画の感動の余韻に浸りたい人は「映画ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)」と、それぞれの目的に応じて選んでみてください。
すべて揃えてクイーンの世界にどっぷり浸るのもおすすめですよ(笑)
映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」とは?
映画「ボヘミアン・ラプソディ」は、2018年にイギリス・アメリカ合作の映画として製作され、世界中で大ヒットし、センセーショナルを巻き起こしました。
主人公フレディ・マーキュリーを演じた主演のラミ・マレックの熱演は高く評価され、ゴールデングローブ賞とアカデミー賞で主演男優賞を獲得しました。
ちょっとした仕草やステージ上でのパフォーマンスなど、フレディ本人としか思えないほど徹底した完全コピーぶりは見事としか言いようがありません。
クイーンのほかの3人のメンバーもそっくりさんの域を完全に超えています。
ブライアン・メイとロジャー・テイラーも、「本人以上に本人らしかった」と評しています。
リアルタイムのクイーン世代の私は、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の予告編を観て以来、封切されるのが本当に待ち遠しくて、当然ながら映画館で鑑賞し、涙しました。
実は、最初に映画館で予告編を観たときは、本人たちが出演しているドキュメンタリー映画かと思いました。
それに、私と同世代のコアなクイーンファンだけが観に行くと思っていました。
ところがふたを開けてみると、クイーンを知らない若い世代の人たちまでが大挙して映画館に足を運び、一大ブームとなりました。
ビートルズ同様、クイーンの魅力は世代を越えているんですね。
伝記映画と言われていますが、ストーリーは実話をベースにしつつ、フィクションの要素も取り入れた娯楽性の高い内容になっています。
時系列的には、実際とは違う流れになっているところもありますが、製作に関わったブライアン・メイも容認しているようです。
まだ映画を観ていない人もいると思うので、あまりネタバレしちゃうと興ざめになっちゃいますよね。
だから、「映画のラスト20分は圧巻です」とだけお伝えしておきます。
まるでライブ会場にいるようなあの臨場感は半端ないです! ぜひ体感してください!!
さて、2019年4月17日に発売される映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ/DVDにはいくつかのバージョンがあります。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のDVD・ブルーレイが、4/17に発売決定。ここでしか手に入らないAmazon.co.jp限定特典付も。
その中でも、「【Amazon.co.jp限定】 ボヘミアン・ラプソディ ブルーレイ版スチールブック仕様(特典映像ディスク&オリジナルTシャツ付き)[Blu-ray]」がアマゾンのベストセラー1位になっています。
また、「ボヘミアン・ラプソディ 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]」もアマゾンのベストセラーになっています。
クイーンの現役世代の人も、若い世代の人も、映画を観た人も、観ていない人も、フレディ・マーキュリーの数奇な生涯と感動のステージをブルーレイ/DVDで堪能してください。
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のプロモーションビデオとYouTube動画のカバー曲3選を比較したこちらの記事もおすすめです。