
映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」の世界的な大ヒットで、再び注目を浴びているクイーン(Queen)。
YouTubeにもクイーンや「ボヘミアン・ラプソディ」に関連したさまざまなコンテンツがアップされています。
クイーンの楽曲をコピー演奏した動画も数多く投稿されていますが、その中でもあまりにも質が高くてぶったまげた「ボヘミアン・ラプソディ」のカバー曲を3つ厳選して紹介します。
あの複雑な曲構成を持った演奏難易度の高い曲を、アカペラやピアノの弾き語りで再現するなんて、信じられないくらいのレベルです。
本家クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のプロモーションビデオとそれぞれのカバー曲を比較しながら楽しんでください。
ちなみに、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ/DVDが2019年4月17日に発売されます。
ブルーレイ/DVD発売を機会に、クイーンブームがさらに盛り上がりそうですね。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のDVD・ブルーレイが、4/17に発売決定。ここでしか手に入らないAmazon.co.jp限定特典付も。
クイーン(Queen)「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」のプロモーションビデオ
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」は、4枚目のオリジナルアルバム「オペラ座の夜」(1975年)に収録されています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも描かれていたように、最初はレコード会社に反対されたようですが、シングルカットもされて世界中で大ヒットしました。
プロ―モーションビデオも制作されており、YouTubeのクイーン公式チャンネルで視聴することができます。
プロモーションビデオ冒頭のコーラスパートでは、2枚目のアルバム「クイーンⅡ」のジャケット風に4人のメンバーが暗闇の中でひし形に並んで歌い始めます。
ミドルのオペラパートでも登場するこのミステリアスな演出は、クイーンの代名詞となりました。
ピアノの伴奏によるバラードパート、ブライアン・メイのギターソロ、曲の終盤のハードロックパートはクイーンのライブ映像です。
このプロモーションビデオは、その後、音楽業界のプロモーションビデオ制作に大きな影響を与えました。
「ボヘミアン・ラプソディ」は、映画のオリジナル・サウンドトラックやクイーンのベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」にも収録されています。
「ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック) SHM-CD, サウンドトラック」
ペンタトニックス (Pentatonix)による「ボヘミアン・ラプソディ」のアカペラ
ペンタトニックス(Pentatonix)のアカペラによる「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーです。
ペンタトニックス(Pentatonix)は、アメリカ・テキサス州出身の男女混成五人組のアカペラグループです。
グループ名の由来は、「五音音階=Pentatonic scale(ペンタトニック・スケール)」だそうです。
あの「ボヘミアン・ラプソディ」をアカペラで歌うなんて、最初にこの動画を観たときは本当に衝撃を受けました。
コーラス部分はわかるとしても、ベースやドラムスもヒューマンビートボックスによって表現しています。
ブライアン・メイのギターソロも、ある驚きの方法で再現しています。
オリジナルにほぼ忠実で、再現性の高さや着眼点の良さからみて完ぺきと言えるほど完成度が高いです。
ペンタトニックス版「ボヘミアン・ラプソディ」は、EPシリーズの第4段「ペンタトニックス VOL.4-クラシックス」に収録されています。
このミニアルバムには、ほかにもジョン・レノンの「イマジン」、エルヴィス・プレスリーの「好きにならずにいられない」、「オズの魔法使い」の劇中歌「虹の彼方に(オーバー・ザ・レインボー)」など長く愛され続けている名曲が収められています。
マーク・マーテル(Marc Martel)による「ボヘミアン・ラプソディ」の ワンテイク
カナダ出身のロックミュージシャン、マーク・マーテル(Marc Martel)のビアノの弾き語りによる「ボヘミアン・ラプソディ」です。
ビアノの弾き語りといっても、オリジナルの「ボヘミアン・ラプソディ」の世界観をたった一人で再現しています。
しかも、曲の最初から最後まで、編集なしのワンテイクで演奏されています。
最初にこの動画を観たときはぶっ飛びました。
ペンタトニックス(Pentatonix)とは違うアプローチの仕方ですが、こちらも凄すぎます!
それに、マーク・マーテルの歌声がフレディ・マーキュリーに瓜二つなんです。
目を閉じて聴くと、フレディ本人にしか思えません。顔もどことなく似てますけど・・・
それもそのはず、マーク・マーテルはクイーンのドラマー、ロジャー・テイラーのオフィシャルプロジェクト「The Queen Extravaganza」のボーカルオーディションに優勝しているんです。
その後、クイーンのトリビュートバンド「The Queen Extravaganza」のツアーにも参加したという経歴の持ち主です。
マーク・マーテルがオーディション応募用に投稿した「Somebody To Love」や、ほかのクイーンの曲を歌っている動画はYouTubeで観ることができます。
マーク・マーテルの歌声はフレディ・マーキュリーにそっくりということで、映画「ボヘミアン・ラプソディ」でも使われています。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のリアリティの高さは、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックの名演技とマーク・マーテルの歌声が相まっていたからなんですね。
マーク・マーテル版の「ボヘミアン・ラプソディ」は、クイーンの曲のカバーアルバム「Thunderbolt and Lightning」に収められています。
このアルバムは、アマゾンのストリーミングで聴くことができますよ。
Marc Martel/Thunderbolt and Lightning
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コニー・タルボット(Connie Talbot)による「ボヘミアン・ラプソディ」のピアノ弾き語り
コニー・タルボット(Connie Talbot)のピアノの弾き語りによる「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーです。
コニー・タルボット(Connie Talbot)は、2000年生まれのイギリスの歌手です。
彼女が最初に注目は集めたのは、イギリスのタレント発掘公開オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に6歳で出場したときです。
決勝まで進出し、その美しい歌声で一躍有名になりました。2007年のことです。
その番組の動画はYouTubeで配信され、話題を呼びました。今でも観ることができますが、あどけない6歳の女の子の歌唱力の高さに感動します。
その後、彼女はYouTubeの公式チャンネルにホイットニー・ヒューストン、アデル、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズなどのカバー曲やオリジナル曲を数多くアップロードしています。
そして、2018年にクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」のカバーをアップロードしました。
同じピアノの弾き語りでも、力強いマーク・マーテルのカバーとは一味違っているので、聴き比べると興味深いですね。
天使のように澄んだ美しい歌声と時折見せるカメラ目線での笑顔に惹き込まれます。
残念ながら、コニー・タルボット版の「ボヘミアン・ラプソディ」が収められたアルバムは発売されていません。
その代わり、このYouTube動画を観て、彼女の素敵な笑顔と美しい歌声で癒されてくださいね。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ/DVDが2019年4月17日に発売
クイーンのボーカリスト、フレディ・マーキュリーの波乱万丈な半生を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ(Bohemian Rhapsody)」待望のブルーレイ/DVDが2019年4月17日に発売されます。
映画館で観た人にも、まだ観ていない人にもぜひ観て欲しい感動作です。
全世界で大ヒットし、日本でも「ボヘミアン・ラプソディ」現象ともいえるクイーンブームを巻き起こしました。
中学生のころから洋楽にはまり、1970年代からクイーンを聴き続けてきた私は、映画館で「ボヘミアン・ラプソディ」を観ました。
私と同世代のコアなクイーンファンだけでなく、クイーンを知らない世代の若者たちまでもが映画「ボヘミアン・ラプソディ」に熱中し、クイーンの魅力を知ってくれたのはうれしい驚きでした。
フレディ・マーキュリーの栄光と挫折をつづったストーリーは実話を基にしていますが、娯楽性を高めるためにフィクションも取り入れた脚本になっています。
主演のラミ・マレックは、主人公フレディ・マーキュリーを熱演し、称賛されています。
ゴールデングローブ賞の2冠(作品賞・主演男優賞)、アカデミー賞の4冠(主演男優賞・編集賞・録音賞・音響編集賞)など数多くの賞も獲得しています。
何より、ライブエイドでの伝説のパフォーマンスを完全に再現した圧巻のラスト20分は必見です。
ブルーレイ/DVDでも繰り返し観て、あの感動を何度も味わいたいと思います。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のブルーレイ/DVDにはいくつかのバージョンがありますが、私は特典映像が楽しみです!
映画「ボヘミアン・ラプソディ」のDVD・ブルーレイが、4/17に発売決定。ここでしか手に入らないAmazon.co.jp限定特典付も。
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